「百俵の米」精神でコロナ対策を
のぞみ号満席!
2021年4月11日、馬場恵峰先生の「偲ぶ会」に参列後の帰路でのこと。17時38分博多発のぞみの自由席1号車に乗って驚嘆した。日曜日とはいえ、ほぼ満席なのだ。広島からは満席で、デッキに立ち客までいる。
2月27日、馬場恵峰先生の四九日の法要に列席の為、博多行きの新幹線と特急かもめに乗ったが、グリーン車は2,3名で、ほぼ貸し切り状態であった。指定席も一車両に4,5名程度しか乗っていなかった。それが今回は状況が激変である。これでは感染者が増えるわい、と感じた。
その自由席車両でも、隣に座った2組の若夫婦と子どもの6名は、マスクもせず、2人の子供は騒いでうるさい状態である。後方でも子供が騒いでうるさいこと。若い親が少しも子供を叱らない。これが現代の日本の姿だと、情けない思いをした。
博多行きの新幹線ではグリーン車を利用したが、そこに認知症まがいの老女が乗車してきた。老女の身に着けた鈴が頻繁にチリんチリんと大きな音で鳴り、遠くからも響き、耳障りであった。老女は、「自分だけ幸せになりますように、チリんチリん」である。本人は高齢で耳が遠く、その音が他人迷惑となっていることに気が付かない。老女まで利己主義に染まり、世も末だ。
コロナ禍の状況
マスコミがコロナ禍を煽り過ぎ、一般市民が、非常事態宣言に対して我慢の限界を超え、国内旅行に出歩き始めたようだ。
日本のコロナ感染者、死亡者は、欧米の1/50~1/100である。ドイツなら、非常事態宣言を解除するレベルなのに、政府もマスコミも対応が異常である。
狂った政治
トランプ大統領時代のアメリカは、減税をして景気がよくなり、企業の業績が良くなり、税収が増えた。景気の好循環であった。
ところが、日本は逆に増税をして景気を冷え込ませ、増税の増加以上に、企業からの税収が減った。愚かとしか言えない。
今回のコロナ禍でも、その対策が頓珍漢で、超特定の業界だけに補助金(GO TO予算)をバラまき、財政を緊迫させた。それで潤ったのは、日本旅行業界のドンである二階幹事長だけだ。それで景気は回復せず、財政だけが緊迫したので、来年度、コロナ増税をするという。増税すれば、ますます景気が悪くなる。狂っている。
30年前から、日本の政治家は愚かな政策しか、打ち出せない。政治家も官僚も利権にまみれているからだ。政治家も官僚に利他の精神が失われ、利己主義ばかりになっている。
狂った産業界
産業界でも、グローバル経済主義で、拝金主義が横行している。ウイグル族の民族大虐殺が明白で、欧米が非難しても、厚顔無比に、知らぬ存ぜぬとユニクロも無印良品も、その奴隷労働で作った製品の商売を止めない。情けない日本人である。
真のコロナ対策
政治家、官僚が国の為に利他の精神で働かないと、いくら金をバラまいても利権に群がる阿修羅に負ける。人間としての修養の教育が必要である。50年間の学校の成績だけで、行政の長になるから、日本は衰退した。
日本には、修身、心の教育が必要だ。百俵の米の精神を呼び戻そう。利他の心が薄くなり、利己主義が大きくなったから、日本は衰退した。
「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育に充てれば明日の一万、百万俵となる」(長岡藩・小林虎次郎)。
その大事な財源を、大垣市の役人どもは教育に回さず自分達のために「喰って」しまった。大垣の子供たちの未来を喰ったのだ。人食い人種である。
小川敏市政20年間で、大垣の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低となり、大垣市の役人の年間給与が岐阜県下最高になった。これでは大垣が衰退して当然である。
同じことを日本政府もやっている。日本の公的な教育投資は先進国中でいつも最低である。小役人が私腹を肥やしているから、日本の失われた30年が起きた。企業も拝金主義に染まり、人へ投資をしなくなったためだ。
日本を代表するソニーも東大卒の社長が君臨するようになると、没落した。大垣と同じである。
2021-04-12 久志能幾研究所通信 1985 小田泰仙
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