本気 (磨墨知120)
「本気ですれば大抵のことはできる。本気ですれば何でも面白い。本気ですれば誰かが助けてくれる。人を幸福にするために本気で働いている者は、みんな幸せでみんな偉い。」(出典不明)
本気が時間の経つことを忘れさせてくる。時間が気になるのは、本気でないからだ
夢が実現しないのは、本気でないからだ。本気であれば、夢を実現させるために、自然と足がその方向に動く。足こそが、本気さを表している。本気でないと、足が動かない。おカネも動かない。だから、おカネを「お足」という。本気でおカネをかければ、成就しないものはない。お金は後からついてくる。先に金を求めるから、夢が実現しない。おカネだって魂があり、プライドがある。
勉強ができないのは、本気で学問に取り組んでいなかったからだ。その基礎ができていないのに、人生という建物を作っても、基礎ができていないから、人生という建物が崩れる。
商売やギャンブル、投資で儲からないのは、本気で基礎を勉強してないからだ。遊びでやって、儲かるはずがない。そんな態度では違法スレスレで、騙してでも儲けたいと思っている強欲者に勝てるわけがない。
病気になるのも、自分の体を本気で大事にしていないからだ。己を病気にさせる相手は、上司から成果主義で攻め立てられて、あの手この手で、美味しいものをカモに売りつける。しかし美味しいものには毒がある。その誘惑に負けた者が病気になる。酒、煙草、スィーツ、グルメ番組、痴呆番組等である。痴呆番組に浸ると認知症である。
子供の教育に失敗するのも、本気で子供と向き合っていなかったためだ。女優の三田佳子のように、「子供には月60万円のお小遣いをあげているから不良などになるわけがない」という親がいるから、情けない。
元鳩山首相の母親が、”お小遣い”として、月1500万円も鳩山首相に出していたので、日本の政治はぐちゃぐちゃになった。一国の首相の行動が国の姿勢をきめる。母親は本気で子供の教育をしてこなかったのだ。だからあんな人格が出来上がった。
交通事故に遭うのも、本気で「極楽運転道」ルールを守っていないからだ。車を安易に走らせると、車は走る凶器に変貌する。走った距離に比例して、事故が発生する。用もないのに車を走らせるから事故になる。本気で人生を考えていないからだ。
詐欺に遭うのも、楽をして利益を得たいと願うからだ。本気で物事を観ていないからだ。此の世でうまい話などない。詐欺は些細な事象を見るだけで発見できる。
新興宗教に騙されるのも、安易な方法で、苦労せず幸せになりたいと思うからだ。本気で幸せになりたいと思っていないからだ。本気で人生を歩いていないからだ。安易に新興宗教に嵌るから、絞首台を登らねばならなくなる。
馬場恵峰書 2006年
2021-02-07 久志能幾研究所通信 1914 小田泰仙
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