« 磨墨知268 本の選択、何を読まないか  読略 | メイン | 余命宣告 余生は死語  »

2020年9月 6日 (日)

磨墨知562 時間を盗まれたという意識を持つ

 

 時間は命なのだ。時間は人生なのだ。特に余命宣告をされた身には、残された時間には黄金の価値がある。迷惑電話3分を受けるとは、自分の残り人生で使える時間総量から、3分間も時間が盗まれた事件である。失ったお金は後でも取り戻せるが、盗まれた時間は返らない。そういう時間価値意識を持てば、時間を有効に使える。

 

電気販売セールス

 最近、人の時間を盗みに来る電気販売業者の迷惑電話が頻繁である。2020年9月5日20時頃(金)、自宅でくつろいでいたら、ある電気販売会社から、電気アンケートと言って女性から電話がかかってきた。この種の電話は頻繁である。要は、電話アンケートの後、太陽光発電とオール電化のセールスである。相手が私に色々と聞いてから、「それなら現状のままが一番お安いです」である。

 それもセールス電話をかけてくる業者は、毎回違うようだ。その種のセールス会社が、毎月のように電話をしてくる。

 自宅は6年前から、危険な大垣ガスの契約を破棄して、オール電化に変えている。将来の廃棄コストと他のデメリットを考えて、太陽光発電システムを導入する気は全くない。

 

ストレス発散

 今回は、虫の居所が悪く、花の金曜日のくつろいだ時間の夜に、その電話がかかってきたのでカチンときた。電話があれば、対応せねばならぬ。時間コスト、1分100円と認識すれば、一方的な営業電話は時間泥棒と断言できる。

 「どこで俺の電話番号を調べたのだ! 勝手に電話などするな!」と怒鳴ってやったので、相手の女性はビビッたようで、相手はすぐ電話を切ってしまった。たまにはこういう怒鳴りつけも、ストレス発散でよいものだ。

 今時、一方的な電話セールスなど、時間泥棒の犯罪である。そういう意識で、自分の時間を大切にしている。

 

日本経済の停滞

 日本の第三次産業の生産性が、先進国中で最低である。こんな非効率な電話セールス商売がまだ跋扈しているから、またそんな営業の知恵しか出せないから、日本経済が停滞するのだ。これでは日本の生産性は上がらない。

 人の意識改革と営業の改革をしないと、日本の未来はない。要は人への投資である。愚かな経営者が、若い女性という人財を、世間の就業時間外に、付加価値の低い電話セールスの攻勢をかけさせるから、利益がでないのだ。

 自分の行動を振り返り、そんな時間泥棒的行動をしていないだろうか、見直したい。考えることが時間創造活動である。

 

2020-09-06 久志能幾研究所通信 1733  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿