マーク・レビンソンの媚音に迷わない
安全運転上で、運転中の音楽鑑賞は禁止である。音楽に聞きほれると注意散漫となって、事故の危険性が増える。
前のレクサスLSに乗っていた時も、高級オーディオを装備してあったが、ついぞ音楽をかけたことはなかった。今の足として使っている車も、私は運転中もそうでないときも音楽は決してかけない。私はいつも緊張状態で、テストドライバーの意識で運転に集中している。
その昔、車で通勤していた時は、講演テープなどは聞いていたが、音楽はかけなかった。あんな狭い空間で、音楽を楽しんでも致し方あるまい。
私が1993年、初めて試験車運転資格を取る訓練を受けた時、指導教官は真っ先に私の車のラジオの電源を切った。「運転に集中しなさい」である。それよりも周りの音、自車のエンジン音に注意を向けよ、である。
車を運転するとは、一億円相当の自分の命を運んでいるのだ。家族が同乗していれば4億円相当の金塊を運んでいると同じなのだ。構えて運転をせよ、である。ちょっとした油断で、事故が起き、それがフイになる。
2020-08-18 久志能幾研究所通信 1711 小田泰仙
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