ホテルはビジネス戦士の航空母艦
ホテルのこだわり。
生涯現役で戦うビジネス戦士にとって、ホテルは寝るだけの場所ではない。そこで仕事もせねばならぬ。永眠に近い状態の睡眠もせねばならぬ。遠地で戦うための航空母艦と同じである。だから私はホテルにこだわりを持っていて、仕事が出来ないカプセルホテルには泊まらない。仕事ができても、それの効率悪いビジネスホテルにも泊まらない。
仙台リッチモンドホテルのお粗末さに怒り
2019年5月に仙台国際ピアノコンクールに行った折、仙台リッチモンドホテルを利用した。しかしそのホテルとしての低レベルに懲りて、もう二度と利用しないつもりである。
部屋代は16,000円であって、部屋の造作は値段相応に満足であったが、その他の条件がホテルとして、私の基準に達していなかった。あまりに省人化、コストダウンを図り過ぎており、宿泊者として不愉快であった。16,000円を払うホテルは7,000円のビジネスホテルとは違うのだ。たまに泊まるホテルである。また今回は病身を押して泊まったホテルである。今後は、一定水準以上のサービスのあるホテルに泊まりたいと思う。サービス商品も値段相応の付加価値(価値=内容÷価格)を提供しないと、市場から淘汰される。
ホテル内掲示のポスター
何をもって「お客さま満足度№1」なのか?
体力の限界
部屋代が16,000円のホテルを選んだのは、2019年2月に癌の手術をしてまだ3ヶ月しか経っていないので、体を労わっての事情もあってのことである。次回の仙台国際ピアノコンクールは3年後であるので、病後であるが、無理して仙台に走った。今思うと、当時手術後3ヶ月であったので、体力はまだまだあったようだ。その後、1年かけてじわじわと体重と体力が無くなっていった。良い時期に行く決断をしてよかったと思う。手術後、1年半経った今では、とても体力的に行けない。
食事
朝食で、日本食のご飯がない。すべてパン食である。高級ホテルで、それはないだろうと思う。それでは健康に悪い。なおかつ、パンも冷凍パンを目の前で焼いて、自家製と謳っている。まるで客に見せてはいけない台所の秘所を見せているようだ。「自慢の焼き立てのふっくらしたホテルブレッド」と自慢するのでは詐欺のようなものである。
出てきた食材は、すべて外で作った工業製品の食材である。これでは遠路旅行をしても、地元の食材を楽しむことができない。遠地に泊まるのは、地方の食事の楽しみが大きい。それが裏切られた。
副食品
部屋
部屋の窓の遮光が不十分で、朝、ゆっくり寝ていられない。嫌でも目が覚める。これこそ安ホテルの典型である。このホテルは、宿泊・睡眠する場というホテルの基本ができていない。
ゆっくり寝ていられない。遮光が不完全。
お風呂
お風呂も小さな並みのユニットバスである。高い部屋代にそぐわない。狭いから足を伸ばしてゆっくりと湯舟にも浸かれない。
トイレットペーパーも一重である。一泊16000円も取るなら、高級ホテルのはずだから最低、二重のトイレットペーパーにすべきだ。
清算
フロントの横に精算機がある。清算くらい、人との対面でやって欲しい。フロントマンが遊んでいるではないか。宿泊客は、自動販売機でホテルを買っているわけではないのだ。自動化が行き過ぎである。
新聞
朝日新聞がないので好感は持てた。
ロビーの備え付けPC
Windows7の古いパソコンでプリントの操作がうまくできず、フロントを呼ぶ羽目になった。これでは仕事にならない。高級ホテルらしからぬ機器である。
無料のスマホ
部屋には無料のスマホが置いてあるが、机上を占有して邪魔である。
必要ならフロントで借りれるシステムにすればよい。
2019-07-01 久志能幾研究所通信 1651 小田泰仙
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