コンドーム症候群の末路
今度有無症候群の末路
過去に同窓会やОB会で、懐かしい仲間と再会した時、つい「今度、一緒に食事でもどう?」と誘うことが多かった。
ところがかなりの確率で、「今、息子が大学受験で大変で2月になったら」とか「4月は仕事が立て込んでいてこれがすんだら」、「今度にしよう」と言って、たかが2時間の飲み会の割り込み設定ができない人が多かった。その2月になっても、4月になっても、そういう人からの連絡は絶対になかった。
人生で「今度、何時か、その内、またの機会」は絶対に来ない。何時なのか、今しかないのだ。明日にも大地震が来て、全てが崩壊するかもしれない。今夜、交通事故に遭うやも知れぬ。いくら忙しかっても、たった2時間の時間が作れない人は、スケジュール管理ができない人だ。2時間の飲み会を設定できない人は、仕事ができない人だ。そんな人と付き合って、将来、得るべきものは少ない。その人とはご縁が薄いのだ。
私の決断
私は、決めるべき日程は、即決はしないが、できるだけ早い時期にその機会を作るようにしている。私は、飲み会の誘いがあったら、その場で2か月先でもいいから、まず日程を決めてしまう。その日が近づいてきて、都合が悪ければ日程を変えればよいのだ。まず、今、決めてしまうことにしている。
その決断ができない人は、優柔不断で人に迷惑をかける人である。だからそういう人とは、疎遠になるように、そーっと身を引いている。そんな人と付き合っていては、人生が暮れてしまう。
人生とは、一瞬一瞬の決断の積み重ねである。その一瞬の点の集まりが線となり、線の集まりが面となる。面の組み立てが、人生という建物を立体的に創り上げる。
一瞬の決断に自分の人生が表れる。それは自分の潜在意識の表れである。即決できない人は、50年間もそういう「即決しないという訓練」を繰り返してきた。だから「今度そのうち」が口癖になる。そのうちに、お迎えが来るときになる。もう今度はない。
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2020-07-08 久志能幾研究所通信 1658 小田泰仙
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