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2020年6月16日 (火)

「戒厳令」解除後の県外脱出

 2020年6月15日、久留米市の真島消化器クリニックに定期検診に行ってきた。別名「戒厳令」解除後の久しぶりの県外脱出の旅であった。何時もなら、その後、馬場恵峰先生宅を訪問して大村市で一泊するが、下手にウィルスを持ち込んで高齢の先生が新型コロナ菌に侵されては大変なので、長崎に寄るのは遠慮して、今回は久留米だけのトンボ帰りの旅となった。それでも色々と社会見学の旅となって、得るものが多かった。流石に九州への日帰り旅行には疲れ果てて、ブログ掲載はお休みにしました。

 

道中の惨状

 朝、7時25分発の電車で米原に行き、そこから「ひかり」で広島へ、広島から九州新幹線で久留米に走った。何時もなら、「のぞみ」で博多まで行くのだが、北九州市で感染者が増えていることを考えて、「博多」で乗り換えを避けるルートとした。

 別名「戒厳令」が解除後の新幹線であるが、米原から広島までは、グリーン車は3名だけ、指定席車両は8名だけの乗車である。がらすきである。

 私が車内販売で幕の内弁当を買おうとしたら、おむすび弁当しか販売していなくて愕然とした。それも新大阪から広島までの車内(JR西日本管轄)では、車内販売が中止となっていた。それだけ乗客が少ないのだ。車内販売の店員が失業である。

 車内でのお弁当購入を諦めて、広島駅で食べようとしたら、その広島駅構内のお店が総て閉鎖である。慌てて改札を出て、広島駅隣接のデパートで、お弁当を買う羽目になった。まだまだコロナの影響は収まっていない。

 久留米までの九州新幹線の指定席も、いつもなら当日予約など不可能なくらい人気があるのに、今回は当日の朝の予約でもがらすきであった。新幹線が空気を運んでいる。

 

現地現物

 2020年6月12日、名古屋のナグモクリニックに行って、名古屋の状況を観察したが、新大阪以西は、状況が名古屋以上に深刻である。実際に自分の目で観ないとそれが分からない。

 「現地現物」とは、自分がそこに行き、自分の目で確認して、状況を完全に理解することである。

 

危機管理

 久留米では滞在2時間で、診察が終わったらそのまま帰宅の途に就いて、大垣着19時15分、計12時間の旅であった。診察結果は、病状が好転していたのでほっとした。コロナ禍の緊急事態宣言下でも、自分の体は守らねばならぬ。そのために、私は半年に一回、真島消化器クリニックに通っている。

 

コロナ菌よりひどい役人菌

 コロナ後の緊急事態宣言の終了後の経済で、民間は仕事がなく経済が疲弊しているのを目の当たりにした。それなのに、お役人は呑気なものだ。コロナ禍の影響でも給与の減らない役人まで、10万円の特別給付金がでるのだ。

 小川敏は自分達の給与も減らさず、県下一低い支援金を出すと大威張りで発表している。それも我々の税金である。海津市の対応と大違いである。海津市の市長や議員は自主的に給与をカットしている。海津市の支援は、大垣市の10倍である。

 日本政府は、役人の配布の手間を省くため、10万円の特別給付金の配布を外注にまるなげし、200億円の中抜きをやっている。こんな役人がのさばっていれば、日本沈没である。大垣市は既に沈没した。小川敏がのさばる大垣市の水門川は、政策の善悪を推問したら、汚川になってしまった。

 

2020-06-16 久志能幾研究所通信 1633 小田泰仙

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