砂糖は麻薬と同じ
肥満の原因は糖分の摂り過ぎである。糖分は依存性があり、麻薬と同じとWHОは定義している。肥満は万病のもとで、癌も糖尿病も誘発する。肥満は癌の死亡率を上げる。5キロ体重が増えると、乳がんの死亡率が1.6倍になる。私も40年前の入社当時から30年間で、体重が20キロも増えて、それが遠因で癌になったと推定される。私はお酒を飲まなかったが、甘いものは好きで、よく食べていた。
糖尿病
また糖尿病は癌よりも質が悪い病気である。下手をすれば失明である。人工透析になれば、週に2,3回も透析でベッドに拘束される。白い天井を眺めて無為に時間を過ごさねばならぬ。それで数百万円の費用がかかる。その分、健康な人の健康保険料も高くなる。国賊者である。
味の極楽ポイント
食品メーカは、売上させ増えればよいと、「味の極楽ポイント」の開発に余念がない。止められない、止まらない、という味の極楽ポイントの開発にしのぎを削っている。拝金主義の菓子メーカは、国民の健康など知ったことではないのだ。食品メーカは「食の罠」で国民を不幸にしている。日本の癌の急増は甘いスィーツの摂り過ぎにあると思う。自分の体は自分で守るしかない。
砂糖という麻薬
血液の中にはさまざまな有害物質が流れています。それが脳に流れ込まないように血管と脳との間には厳重な関所が設けられています。
タンパク質、脂肪、糖の三大栄養素のうち、この関門を通り抜けられるのは糖だけです。
つまり、脳は糖だけを栄養としているのです。そのため甘いものを食べると脳は幸せを感じます。一種の麻薬ですね。
だからつい甘いものに手を出してしまうわけですが、幸せはたまにあるから良いのです。年がら年中では「麻薬漬け」と同じです。(p73)
砂糖がたっぷり入った食品、たとえばケーキやチョコレート、アイスクリームなどを口にすると、食べた瞬間はハッピーな気分になり、そのあと眠気が襲ってきます。実はこのとき、血糖値が急激に上がって140以上になっているのです。
血中の糖分は血管内の内皮細胞を傷つけます。それを修復しよとかさぶたができて動脈硬化を起こすのです。甘いものを食べて血糖値が上がっているときには、タバコ4本分の血管が傷ついていると考えてください。
また血糖値が上がると、体は脾臓からインスリンを分泌して、糖を脂肪に作り替えます。こうして脂肪が蓄積されます。
さらに糖分を摂り続けていると、インスリンも絶えず分泌され、脂肪は過剰になっていきます。そうすると、私たちの体はこれ以上脂肪を蓄えないように「飽食」の環境に適応していく。そうインスリンにあまり反応しなくなるのです。
そうなれば脂肪もたまりにくく、「食べても太らない体」を手に入れることができますね。お気づきかもしれませんが、これが糖尿病です。(p71)
南雲吉則著『50歳を超えても30代に見える生き方』講談社より
朱は編者(小田)
砂糖依存症
2008年の研究「砂糖依存症の臨床根拠:砂糖の周期的な過剰摂取に関する行動神経化学的機能」でも、砂糖が脳内ドーパミンとオピオイドに作用し、依存症となる可能性についての臨床根拠が得られており、「乱用」「離脱症状」「渇望」「交差感作」の四つの過程において行動主義的に砂糖乱用が強化因子として作用すること薬物依存との比較を通じて立証された[1]。神経の適合は、ドーパミンとオピオイド受容体の結合、エンケファリンmRNAの発現と側坐核におけるドーパミンとアセチルコリンの放出の変化を含んでいる。
リーア・アリニエーロは、砂糖依存症とラットの実験について、以下のように述べている[5]。
近年のラット実験は、砂糖とドラッグの共通点を示している。薬物依存は一般に、薬物摂取の増大、摂取停止からの離脱症状、薬物への渇望と摂取回帰という三つの段階を経由する。砂糖を投与したラットも同様の行動をとった。実験では、餌を与えずに12時間経過してから砂糖水を与えた。周期的な過剰摂取(乱用)によって摂取は増大し、倍加した。餌の停止またはオピオイド遮断によってラットは歯ぎしりや震えといった、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、再発の兆候も示した。ラットへの砂糖水投与をやめると、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになった。
砂糖関連の企業が行った実験では、ラットに対してカロリーゼロの甘味料投与によって類似作用が報告されている[6]。
砂糖と甘味は、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となるが、これらはヘロインとモルヒネを摂取した際に惹き起こされる反応と同じものである[要出典]。
「砂糖依存症」より 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朱は編者(小田)
2020-05-14 久志能幾研究所通信 1587 小田泰仙
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