買ってはいけない、食べてはいけない、マーガリン
私はトランス脂肪酸で出来たマーガリンは、健康管理上、高血圧症の防止のために食べない。それを含んだ食品、菓子類も食べない。
国のふざけた対応
食品メーカが、その害を知っていながら製品を販売するとは、国民に対して敵対行為である。日本の食品メーカは拝金主義で、儲かるなら消費者の健康など眼中にない。厚生省の役人も堕落して、お国の為には働かない。日本は健康に対する食品販売で、無法地帯である。
欧米では、トランス脂肪酸の摂取に法的な制限がある。日本は役人が業者と癒着しているためか、放任状態である。厚生省の役人曰く「日本人の乳製品の摂取量は欧米より少ないので、規制するほどの問題ではない」である。人の健康に関する重要事項である。日本人の食生活も欧米化して、それに伴い多くの病気が増えている。国民の健康を守る立場の役人として、厚生省の役人は国賊者である。
店頭のマーガリン
大規模小売店舗に並ぶマーガリンのパッケージには、「トランス脂肪酸の低減に取り組んでいます」と表示されているのは、食品メーカとして、トランス脂肪酸が体に悪いことを知っているからこそ、表現できるキャッチコピーである。これはブラックジョークである。以前は、そんな表示はなかった。記憶では「健康に良い植物油のマーガリン」という表示のパッケージが氾濫したのに、最近はそれを見ない。
父の死
父もパンにマーガリンを付けて長年食べていた。父は長年、高血圧症で薬を飲んでいた。その父は18年前、癌で亡くなった。86歳で天寿に近いが、父は地獄のシベリア抑留も耐えたが、癌には勝てなかった。癌にならなければ90歳以上は生きてくれたはずである。その癌の遠因は食生活と推定している。
大垣スィーツグランプリの愚
大垣市長の小川敏は、ショートニングの病気のリスクが2003年頃から欧米では広く伝わっているのに、2018年の大垣スィーツグランプリで、ショートニングが含まれている菓子にグランプリ大賞を与えた。小川敏は、大垣の宣伝になると得意満面である。小川敏は、ゴマをする業者の宣伝ができれば、大垣市民(特に子供)への健康への被害など知ったことではないのだ。大垣市民として許せない市長である。
小川敏は大威張り 2018年3月4日、大垣元気ハツラツ市会場
トランス脂肪酸の危険性
トランス脂肪酸はトランス型不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸である。トランス脂肪酸は天然の動植物の脂肪中に少し存在する。水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成される。マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングはそうして製造された硬化油である。要は人造プラスチックである。
LDLコレステロールを増加させ心血管疾患のリスクを高めるといわれ、2003年に世界保健機関(WHO)/国際連合食糧農業機関(FAO)合同専門委員会よって1日1%%未満に控えるとの勧告が発表され、一部の国は法的な含有量の表示義務化、含有量の上限制限を設けた。
日本では、製造者が自主的に取り組んでいるのみである。
パン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといったベーカリー、スナック菓子、生クリームなどにも含有される。他にもフライドポテト、ナゲット、電子レンジ調理のポップコーン、ビスケットといった食品中に含まれる。そうした食品を頻繁に食べれば、トランス脂肪酸を摂取しすぎることもある。
人体への影響
アメリカ食品医薬品局の推定によると、米国疾病管理予防センターの研究者らは、食事中のトランス脂肪を排除することで、アメリカで毎年1万から2万人の心臓発作と3,000から7,000人の心臓病による死亡を防ぐことができると報告している。
WHO/FAOの2003年のレポートで、トランス脂肪酸は心臓疾患のリスク増加との強い関連が報告され、また摂取量は全カロリーの1%未満にするよう勧告されている。
平均的な活動量の成人の日本人1日当たり約2グラム未満が目標量に相当する。2016年の世界保健機関から出版されたメタアナリシスは、トランス脂肪酸の多い摂取量は心血管疾患のリスク上昇と関係があるため懸念であり、特に多価不飽和脂肪酸に置き換えることで血中脂質の状態を改善することが確認された。
トランス脂肪酸は、必須脂肪酸であり攻撃性を減少させると研究で見出されているω-3脂肪酸の生成を抑制し、トランス脂肪酸の摂取量が多いほど攻撃性を増加させた。
要は、トランス脂肪酸は、人の体に必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸の生成を抑制する。オメガ3脂肪酸は、全死因死亡リスクを低下させる効果がある。また、脂肪が豊富な魚類から得られる海洋由来のオメガ3脂肪酸が、心臓血管疾患による死亡リスクを下げることが明らかになった。
トランス脂肪酸の摂取に伴う危険性は、主として虚血性心疾患(冠動脈の閉塞・狭心症・心筋梗塞)の発症と認知機能の低下である。
トランス脂肪酸は心臓病のリスクとなるが、がんへの関与は知られていない。トランス脂肪酸の血中濃度が低い高齢者では、脳萎縮や認知機能低下があまり起きていない。
逆に言うとトランス脂肪酸を多く取って血中濃度が高い高齢者では、脳萎縮や認知機能低下がおきる。つまりトランス脂肪酸は認知症の原因となる。
上記では、癌への関与はないというが、トランス脂肪酸は血管内にプラークを発生させ、高血圧症の原因となる。それが癌の遠因となると私は推察した。私の父もこれでガンになり、殺されたのかもしれない。(朱記は小田の意見)
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2020-04-04 久志能幾研究所通信 1523 小田泰仙
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