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2020年2月15日 (土)

夢の実現に「健康オタク」あり

 金は金を大事にする人々のところへいくものだ。金持ちになろうと欲しながらなれなかった人間がいるならば、探してみるがいい。しかし、私が言うのは、本当に金持ちになりたいと欲した人間のことだ。単に希望するというのは、本当に欲することではない。

   アラン 『幸福論』宿命について

 

真なる願望

 以上は人生全ての真理を言い表している。対象の「金」を「健康」、「女」、「地位」でも、欲しいものは全てに当てはまる。それと同じことを道元禅師も「切に願うことは遂げるなり」と述べられている。

 その対象は何でもよいが、それが自分の人生の付加価値を上げ、幸せになれるかどうかは、別問題である。熱望した「女」を手に入れて、その女に破滅させられることもあるだろう。それはゴーンの行動を見ると分かる。欲望の暴走の陰に女アリ。

 研究者が原子爆弾やサリンガスの開発に成功を熱望して、それが実現しても、それが幸せかどうかは、神のみぞ知る。

 大垣市長の長期政権の座を熱望しても、それが本人の幸せと市民の幸せとは別問題である。組織の長の座に居座るとは、自分の自由な時間を無くすることなのだ。腐敗政治の氾濫である。それが人生で何の為かを理解しないと、人生を無為にする。

 

「健康」の場合

 健康は健康を大事にする人々のところへいくものだ。健康になろうと欲しながらなれなかった人間がいるならば、探してみるがいい。しかし、私が言うのは、本当に健康になりたいと欲した人間のことだ。単に希望するというのは、本当に欲することではない。

 

「大垣市長」の場合

 市長の座は、権力としての市長の座を大事にする人々のところへいくものだ。市長の座に長期間居座ることを欲しながら居座れなかった人間がいるならば、探してみるがいいしかし、私が言うのは、本当に市長の座に座りたいと欲した人間のことだ。単に希望するというのは、本当に欲することではない

 現職は強いのだ。現職として、対抗馬を現職の強みで利権や恐怖を餌に蹴落とせる特権がある。地方紙の紙面で事前選挙運動を合法的にやり放題である。だから5選が3期無投票当選で実現した。5選を終え、6選をめざすとは、よほどの利権と旨味があるのだろう。東大まで出た知識ある人間が、20余年も政権に就く独裁政治が正しかどうかの判断が出来ないはずがない。それを上回る「美味しいモノ」(利権?)があると考えるのが常識である。大垣の未来のために、6選は阻止せねばならぬ。神仏様が良きようにしてくると信じている。

 

夢の実現の為の財産・道具

 健康とは財産の一つである。その財産は夢の実現のために道具でもある。健康は維持するものではなく、蓄えて増やしていくものである。その反対に健康を大事にしなければ、それが日々害されていく。健康でなければ夢の実現は無理である。だから死んでもいいから(?)、健康が大事である。

 壮大な目標と偉大な仕事をやり遂げるためには意思が必須である。その意思は、体力と持久力の2つの要素からなる。体力は天からの恵みであるが、持久力は、自分を律し、身を守り、常に耐え忍ぶ訓練で獲得できる。それは弱小者にもできることだ。

 力の要らないはずの知的生活でも、その前提は健康な肉体である。健康とは健やかな体と健全な心である。体と心が正常であってこそ、知的生活も送れる。

 

夢の実現

 たった一つの小さな棘が刺さっても、人は正常ではありえない。ましてや病気を持てば、偉大な仕事を遂行するのに支障が出る。まずは健康である。今回、私も大病をして、それを痛感した。また夢を持つことは、病気を治そうという気概を持たせてくれる。夢のない人間は病気を治せない。夢の実現の為、死んでたまるか、である。そのために健康管理最優先である。

 

2020-02-14 久志能幾研究所通信 1480 小田泰仙

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