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2020年1月29日 (水)

磨墨智453.満足では幸せになれず

   幸福=充足/欲望

    幸せ=人が喜ぶ行為/無償の愛の行為

 

 幸福になるために時間を創ろう。欲望を小さくすれば充足までの時間は短くできる。無償の愛は、人よりも己が幸せになれる。

 「足るを知る」とは禅の言葉である。欲望を大きくするから、器が埋まらない。結果だけを追い求めるから、幸せになれない。

 立って半畳、寝て1畳、飲んで三合、そんなに人は消費できない。必要以上にかき集めても、人には寿命という時間制限がある。だから人は、貯めたお金を全ては使いきれない。またお金を使うのに疲れて不幸せになっていく。お金が集まり過ぎると、猜疑心が大きくなり、不幸になる。

 人が死んだ後に残るは、集めた量ではなく、世間、世に与えた量・質である。

 

満足と幸せの違い

 幸せとは、欲しいものを手に入れて満足することではない。幸せとは、欲しいものを手に入れる過程で、得られる心の充実感である。それはプロセスの中にあり、目的追及の過程に存在する。利他の行動、感謝の気持ちが生まれる行動、目に見ない嬉しさであり、何度でもその効果が持続する。

 満足とは、結果である。結果に満足しても、決して幸せとは言えない。満足は目標達成の時であり、利己欲の達成の時であり、ご褒美の経済的利権の獲得であり、儲かったという気持ちであり、お金のように他人からも見えるものである。それは一度限りの満足である。それを手に入れると、更にそれ以上のものを求め、無間地獄に堕ちていく。

 

 満足  vs  幸せ

 結果      プロセス

 頭が理解    心が充実

 利己      利他

 驕り      感謝

 目に見える   目に見えない

 一度限り    何度でも

 

 カルロス・ゴーンは日産社員2万人の首を切り、系列を切り、人材育成費を切り、社員のリストラの血で染まった123億円を独り占めしても、更にカネを求め続けて墓穴を掘った。

 小川敏は姑息な手段で3期連続無投票当選に持ち込み、5期の市長職を勤めて、大垣市の墓穴を掘っている。大垣市は瀕死の状態である。更に小川敏は4期連続無投票当選を目指して動き出した。大垣市を地獄に落とすつもりである。本人は3億円の手当で極楽天国である。

 

成果主義の天国と地獄

 我々は成果主義に踊らされて、満足のために結果だけを追い求めるから、結果を出して満足しても、決して幸せにはなれなかった。それは各個人の利己と利己の戦いになるから、勝者の1%だけが幸せになり、99%が不幸せになる社会となってしまったからだ。今日の勝者は、明日の敗者にすぐ没落する。

 成果主義評価が浸透すると、見かけの成果を上げるため、安易な目標を掲げて申告する。だから容易に目標は達成できるが、自分の能力は上がらない。自分は忸怩たる気分で幸せとは思えなくなる。そうやって社員全員が、チャレンジしなくなるので、会社は衰退していく。

 日本で最初に成果主義を取り入れた富士通は、その弊害に気が付き、早々に成果主義を止めてしまった。

 

6選を目指す小川敏の満足と不幸せ

 小川敏は5期も大垣市長職を勤めても、幸せでないから、成果を求めて6選を目指すのだろう。求めても求めて切りがないのに。大垣市を良くするのが目的ではなく、6選を目指すのが目的となり、市長の自己宣伝の行事ばかりに力を入れるから、大垣の発展には逆効果である。だから市民税を使って多選を目指すための目立つ行事ばかりとった。大垣市のための結果が出ず、大垣市民が不幸せになっていく。小川敏だけが満足である。それで大垣市は衰退・没落した。

 この19年間の小川敏の無能政治で、地価は半値以下に暴落し、大垣経済は20%も衰退した。駅前商店街は80%が店を閉めた。約8000人の商店従業員が泣いて大垣を去った。人心は倦んだ。市の職員はヒラメになった。小川敏は天狗となって、大垣市職員の給与を県下一に上げたが、こっそりと大垣市教員の給与は最低レベルに落とした。児童生徒の教育環境を県下最低レベルに追い込んだ。

 人には寿命という時間制限がある。それを無能な小川敏だけで6選を独り占めしようとするから、他の市長職に適した人の時間を奪い、大垣の歴史の時間を奪っている。小川敏は、恥も外聞もなく6選への事前選挙工作を始めて「恥知らずの恥は外道」を行っている。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)より

 

2020-01-29 久志能幾研究所通信 1465  小田泰仙

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