« 悪縁ディーラからの遁走記 2/6 命の危険 | メイン | 人生美学の海外逃亡 »

2020年1月13日 (月)

窒素ガスに死びれる 悪縁ディーラからの遁走記 3/6 

悪縁ディーラから遁走2

 

1 窒素ガスの不手際

 大垣に帰郷後、あるトヨペット店で車の定期点検を受けたら、窒素ガスの入ったタイヤに、普通の空気を補充させられた。その失態にそのディーラのサービスマンは平然としていた。詫びも弁償もなかった。私は技術力と倫理観のレベルの低さを見て、そのディーラから黙って遁走した。

 窒素が入っているタイヤのキャップは、普通の空気入りのタイヤと区別がつくように変えてある。トヨタカローラ店では、私がその件の説明を忘れていても、キチンと対応してくれた。そのトヨペット店とは大違いである。その店の整備マンは、業界で常識の知識がなかったのだ。その程度の差別化スキルがない店は、淘汰されても致し方あるまい。

 

クレーマーだったら幸せだろう

 私がクレーマーだったら因縁をつけて、ガッポリとせしめれたかもしれない。クレーマーは貧乏人のやることである。人を一方的にクレーマーと誹謗するのは、心の貧乏人である。誹謗者は視野が狭く、物事を論理的に考えられない。私は言っても無駄と悟って、黙ってそのお店を去って、クレーマー行為はしていない。後で愛知県の知人の元店長に聞くと、そのディーラの悪評は愛知県の業界にも伝わっていた。

 私をクレーマーだと非難するコメント者は、悪意のブログ妨害である。匿名で悪意あるコメントをするのは卑怯である。その人間は、IPアドレスから特定された。その人間はディーラか大垣市長の利害関係者と推定される。

 

2 無神経な営業センス

 その後、車検は別のディーラに変更したが、そのトヨペット店は6年間も車検と定期点検のダイレクトメールを寄こすのであった。ダイレクトメールがこればゴミとして処理せねばならぬ。迷惑も甚だしい。智慧ある営業なら、顧客が急に車検や1年点検に来なくなったのだから、その異変に気付くべきである。その営業センスがなければ、営業マン失格である。

 つまりそのお店は、仕事をルーチンワークとしてしかやっていない。単なる作業をしているのだ。車検連絡をノルマ数だけ発送すれば、それで成績が評価され体制のようだ。

 店長や社長が、社員を考える人間として扱いをしていない。仕事とは何たるかを店長が知らないのだ。店長はやりたいことだけをやって、店長としてやるべきことをやっていない。だから営業成績が上がらない。

 人こそが、創造的に無から付加価値を生み出すお宝である。それをこの店はないがしろにしている。

 

3 新人の練習相手にさせられた

 あまつさえ昨年春には、女性新入社員の電話応答実習の相手先にされた。自宅の留守電にその営業電話が録音されていた。新入社員は、ノルマでリストの名簿に電話をかけるだけのようだ。6年間もお店に来ない幽霊顧客にまで、電話攻勢をする営業である。一定の数の電話をするというノルマさえ達成すればよく、売れかどうかはどうでもいいのだ。

 「お留守のようですから後日また電話をします」とあったが、その後に連絡はない。新人教育の電話マニュアルに記載されたままの外交辞令のセールス電話である。

 私も留守電があれば聞かねばならぬ。1分100円として年間300円の損害である。留守電は文書と違って、最期まで聞かないと要件が分からない。セールス電話は、時間泥棒である。今時、車販売の営業で電話商売をするのは、前近代的な商売手法である。

 

4 店長の就任挨拶

 さらに6月に新店長が赴任したとの挨拶状が舞い込んだ。ご丁寧に、その1週間ほど後に、店長から直々の電話が来た「新しく店長として赴任したのでよろしく」である。40年間も車に乗ってきて、ディーラからのこんな暇な電話挨拶は初めてである。

 私は今までの経緯に憤っていたので、「お宅には不愉快に思いをさせられたので、二度と行かない」と怒って電話を切った。

 

5 クレームは商売のお宝

 相手は私の剣幕に驚いたが、不味い客に電話をしたくらいしか思わなかったようだ。本来なら、クレームは営業のお宝である。そのクレームから自社の弱点や問題点の改善のネタが出せるのだ。自分の営業成績向上のネタが埋まっているのだ。

 その店長から電話があってから数か月も経つが、全く音沙汰がない。知人の元店長や百貨店でその昔、営業をしていた人に意見を聞いても、常識としてその場合は顧客に顔を出して謝り、状況を聞き込み調査するという。それこそ絶好の営業のチャンスなのだ。店長として、今までのお店の問題点を把握できる機会なのだ。それがその新任店長にはなかった。他人事ながら情けない。知人も呆れていた。この会社の退廃の匂いを嗅いだ。

 

6 社内で横の情報なし

 もっと情けないのは、その後、私が新任店長を怒鳴り付けても、その情報が営業マンに伝わっておらず、また車検の案内状が届いたこと。つまりこのお店では、店長も営業マンも、車検受付も、顧客の情報を共有していない体制なのだ。それでは良い仕事はできまい。

 私はこのディーラから逃げたのだが、相手は逃げても逃げても追いかけてくる。成果主義に染まった悪女の深情けである。相手は、金に飢えた守銭奴のようだ。

 6年前に、タイヤの窒素ガス補充で不愉快な思いをして、そのお店の腐敗の匂いを嗅いで、縁を切るため遁走したことが正解であったことが証明された。

 

7 ネッツトヨタ南国の岐阜講演会

 2011年5月、私は経営研究会の運営スタッフとして、表記の講演会の案内をこの店の店長に勧めた。しかし店長は、この講演会に全く興味を示さなかった。当日は、この会社の社長も参加したが、ネッツトヨタ南国の経営手法を自社に取り入れる経営能力はなかったようだ。

 この参加者約600人中で、私は50枚弱のチケットを売りさばいた。経営研究会の中では、断トツの販売成績であった。参加者に喜んでもらえて幸せであった。その中で、この店の店長に講演会の紹介をしたときの店長の素っ気なさは異常であった。説明を迷惑そうに聞いて、店舗の売上向上には気がないように見えた。

 その講演会場に、その販売店の新入社員も参加していたが、社長が参加していることが分かると、慌てて身を隠した。それでこの会社の社風が露見した。本来、この講演会への参加は、自慢こそすれ隠れることはないはずである。

 ネッツトヨタ南国は、デフレ経済で全ディーラの売り上げが下がっている中、売上が伸びているのだ。その経営の秘密を知りたいとも思わない店長では、お先真っ暗である。

 この時から、このお店の異常さは気にはなっていた。

Scan01671  

「顧客幸福」で不況でも売る 日経ビジネス 2010.1.25号

Img_55561jpg

ネッツトヨタ南国 大原社長の講演 じゅうろくプラザ 2011年5月12日

  

7 挨拶なしの転勤

 大垣に帰郷してから、このお店のフロントマンの助言で、自車の再整備でかなりの金を使った。ヘッドライト部の一式交換、ETCの追加、ドライブレコーダーの追加、イオン発生装置等の整備である。それでフロントマンとかなり親しくなって、好意で自著や情報を多く提供した。

 ある日、遊びにお店に行ったら、そのフロントマンがいない。聞くと別のお店に転勤になったという。転勤はともかく、何故、懇意の顧客に一言の挨拶がないのかと、その会社の営業方針に不快感を覚えた。一見の客ならともかく、私は普通以上の金を使った客である。転勤の挨拶なしでも、営業方針には反しないが、過去の経緯から私には非常識に映った。

 

情報は利他の心

 以上の不愉快な事象が連続したので、皆さんが被害にあわない為の情報として記載した。グローバル経済主義・金儲け主義が蔓延する中、弱い立場の客として、真実の情報を共有して身を守るのが、「専守防衛」である。

 「知りたることを教えざるは、カネを借りて返さざるが如し」と経典にも書かれている。価値ある情報を他人に教えないのは罪である。その利他の行為を匿名で誹謗するのは、敵対行為である。

 

2020-01-13 久志能幾研究所通信 1449  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿