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2019年12月22日 (日)

童謡「夕焼け小焼け」は人生哲学

 童謡「夕焼け小焼けは」人生哲学の唄である。馬場恵峰先生が旧第五高等学校(現熊本大学)で心理学の教授から、その意味を教えられたという。時に太平洋戦争開戦の直前である。

 

夕焼け小焼けで日が暮れて

山のお寺の鐘が鳴る

お手々つないで皆帰ろう

烏と一緒に帰りましょう

子供が帰った 後からは

まるい大きな お月さま

小鳥が夢を 見るころは

空にはきらきら 金の星

  中村雨虹作詞、草川信作曲、大正8年に発表 

 

歌詞の意味

夕焼け小焼けで日が暮れて♪

 平穏な人生を送った人も波乱万丈の人も何時かは人生の幕が下りる。

 己もいつしか年老い、人生が暮れようとしている。

山のお寺の鐘が鳴る♪

 己の葬式で導師が叩く鐘の音で、参列者が己のために合掌する。

お手々つないで皆帰ろう♪

 どんな人も必ず死ぬ。皆で一緒に浄土に還るのだ。

 遅いか早いかである。死ねば皆、佛である。

 その差の年月は、長い人間の歴史上では誤差範囲である。

カラスと一緒に帰りましょう♪

 頭の黒い人間でも一緒に浄土に還っていく。 

 雀でも白鳥でもなく、一緒に帰っていくのは黒いカラスなのだ。

 黒い喪服を着たカラスなのだ。悪いことをしたカラスでも一緒に浄土にいくのだ。

 

 宗教学者の山折哲雄氏は、「夕焼け小焼け」の歌詞の背景には、『般若心経』の真言があるとしている。般若心経の最後の部分は「ぎゃーてい ぎゃーてい はーらーぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわか」である。その意味は、「いきましょう。ゆきましょう。囚われなき悟りの世界へ人々と共に行きましょう。」である。

 

子供が帰った 後からは♪

まるい大きな お月さま♪

小鳥が夢を 見るころは♪

空にはきらきら 金の星♪

 夢の中で、自分の金のような人生目標が空に輝いている。

 死ぬまでにその目標に向かって少しでも実現したい。

 皆が眠った(死の)後は、丸い大きなお月様(佛様)が皆を見守っている。

 だから安心して眠りなさい。

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 馬場恵峰書

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 馬場恵峰先生 2019年12月12日、11:07

  

「夕焼け小焼け」の教え

 私は馬場恵峰先生の解説を聞いて、初めてこの童謡の意味を知った。だからこそ、眠る前に精一杯の精進をして自分の夢を実現させたい。それでこそ金の星の夢を抱いた人間である。私は今年、大病をして死期への時間意識に目覚めた。しかし今回、先生の解説を聞いて夢を実現させる勇気が湧いてきた。人は必ず死ぬ。その見極めをして、決断すべきを決断して、見切りをつけなければ、死の間際に悔いが残る。やらない悔いよりもやって失敗した悔いの方がよい。背水の陣の決意を持って、何事も実行すれば成功する。先生の講義に感謝です。

 

上記は2019年12月12日、「生き活き教養塾」で馬場恵峰先生が講義した内容を元に記述しました。

 

2019-12-22 久志能幾研究所通信 1431  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

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