初夢 B787-テーマパーク見学
2019年1月1日、友人とセントレアに新設されたボーイング787のテーマパーク「FLIGHT OF DREAMS」を見学した。私の癌が発見される1週間前で、のんびりと正月休みを楽しんだ。正月にしては、このテーマパークは結構人出が多かった。
ここは中部国際空港駅の改札口より結構距離があり、前回(6月5日)セントレアに飛行機の離着陸を撮影に行って、その後、行くことを体力的に躊躇してしまって、行くことを諦めた。つくづくと食べられること、歩けることの幸せを感じる。愚かな人間は、失うまで、それに気が付かない。
787のテーマパーク外観
https://www.ana.co.jp/travelandlife/feature/original/vol235/
ライフスタイルマガジン ANA Travel & Life (トラベル アンド ライフ)より
実機を見学
展示してある787初号機の旅客室内は、試作機の為、胴体部に客席はなく、全て計器類で埋まっているこのこと。だからコクピット部しか見学ができなかった。その計器は、デジタル化された画面が並んでいるだけだが、壮観であった。
Boeing Factory ボーイングファクトリー
ここは、世界最大規模の航空機組立工場であるボーイングのエバレット工場のバーチャル工場の再現である。「そこにいるかのような体験ができる」が謳い文句。大型貨物輸送機ドリームリフターにより世界各地から輸送される部品がどのように組み立てられるのか、デジタル映像で見学できる。
787の製造ラインは、デジタル映像として、流れ作業の様子が床のスクリーンに、コンベア上の映像として映し出されて、その工程ごとの詳細が、また別に映像で映し出される。旅客機が車と同じようにライン上で生産される様は、壮観である。
大型貨物輸送機ドリームリフター
セントレアの旅客機駐機スペースに、このドリームリフターが、いつも胴体を開けて駐機している。三菱重工で製作された787の部品が、ここからシアトルに空輸される。
2019年6月5日撮影 セントレアで
Fly with 787 Dreamliner
フライ ウィズ 787 ドリームライナー
787実機と館内空間をダイナミックに使用した映像と音のショーである。「4階の観覧エリアから見ると、建物の壁と床の境界がなくなり、現実空間が消え、やがて作品世界に没入し、まるで飛行機と一緒に飛んでいるかのように感じます」が謳い文句であるが、少々表現がオーバである。実際に体験すると「なんだ、こんな程度のもの!」が正直な感想であった。表現がオーバ―すぎる。
それよりも4階のコーヒーショップの席に座って、目の前に787の胴体が見える状態でコーヒーを飲むのはおつなモノ。飛行機ファンにはたまらない。
SEATTLE TERRACE シアトル街
ボーイング創業の街、シアトルをテーマとしたエリアである。入場無料で飛行機の間近でシアトル本場の人気メニューやショッピングを楽しめる。我々は、混雑を避けるため、ここでシアトルの有名な寿司屋「シロウ カシバ」で1000円程のランチを早めに取った。1時間後の混雑を見ると、それは正解であった。
「シロウ カシバ」は、新鮮な魚介類が豊富で日本食が大人気のシアトルで、「シロウ カシバ」は知らない人がいない寿司店だそうだ。シアトルで本格的な江戸前寿司を広める役割を担い、この度日本に凱旋したという。
BOEING STORE オフィシャルグッズショップ
米国外初出店というボーイングのオフィシャルグッズショップでは、飛行機のパーツ販売されており、私は河村義子先生を思い出し、つい衝動買いで、ボーンイング707のエンジンのタービンブレードを買った。
その経過は2019年1月 8日 付けのブログ記事「河村義子先生の分身に出会う」を参照ください。
yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2019/01/post-d0c9.html
フライ ウィズ 787 ドリームライナー
夢とはいい言葉である。我々は夢を抱いて人生飛行を楽しんでいる。その夢の欧米までの飛行は、12時間でおわる。人生飛行の夢も、せいぜい60~80年間で終わる。何時かは着陸、死亡という結末を迎える。人生は80年(私の希望は108年?)、儚いものである。だからこそ夢を抱いて大きく飛びたいと思う。夢を見ない人生は、夢の世界でむなしい。実現できないほどの大きな夢を抱いて人生を歩みたい。夢は見たものが勝ちである。
2019-06-15 久志能幾研究所通信 小田泰仙
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