渡部昇一著『95歳へ!』は、吾が人生の燈台
「白川静の世界」への旅 ――人生の燈台としてあがめて
私は、白川先生を第二の人生の生き様の模範にしている。ある意味で、人生の航海での燈台のような方と認識している。その薫陶を受けたいと思い、先生の市民大学講座『白川静 文字講話』記録DVDを購入した(126,000円)。
氏は1999年3月(88歳)から2004年1月(94歳)まで、地元京都の市民大学講座で、「文字講話」を2時間、年4回ペースで全20回開催し、講演内容を『白川静 文字講話』(平凡社全4巻)にまとめられた。続編の希望が相次いだので、新たに4回行なわれた。
2006年10月初頭に、氏はその著作校正を済ませ入院、同年10月30日、内臓疾患(多臓器不全)により逝去。享年96。(結果として遺著となった)『白川静 続文字講話』は、翌年刊行された。氏は、生涯現役を通された。氏は死の直前まで講演をされ、資料も見ずに古典を紹介されていた。床に伏し、苦しんだ期間、知的活動ができなかった期間は、ほとんどなかった。
字源
私がこのご縁で、気を付けるようになったこと、漢字を見ると、その象形文字として漢字が作られた字源を漢字辞書で調べるようになったこと。その字源を知ると、言葉の奥深さを知るようになった。それで漢字の奥の深さを知ることになった。
『白川静 文字講話』記録DVDより
2019-05-11 久志能幾研究所通信 小田泰仙
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