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2019年3月31日 (日)

大垣スィーツグランプリが、脳を破壊する

侵しなお菓子な誘惑で、子供が病気になる

 私は、危険なトランス脂肪酸の入ったお菓子類を食べない。日本では、それが野放しで日本人は大量消費させられている。

 トランス脂肪酸の有害性が明白になり、特に幼児の脳の発展に影響があるので、欧米では使用が禁止されている。ところが、日本の厚生省の怠慢で、日本では規制がされていない。

 日本の良心的な菓子メーカは、幼児用ビスケット(不二家)に、トランス脂肪酸(ショートニング、マーガリン)を、使っていない。しかし同じビスケット類でも、大人用のビスケット(森永製菓)には堂々とショートニング、マーガリンが入って売られている。

 

大垣スィーツグランプリの愚

 大垣市が主催する元気ハツラツ市で、菓子コンテストを開催して、最優秀賞にグランプリを贈っている。しかし、そのグランプリを取った製品には、ショートニング、マーガリンがたっぷり入っている。大垣市は、大垣市民の子供の健康をどう思っているのだ。大垣市の将来を担う子供たちの脳が壊されれば、大垣は滅亡だ。こんなことでは、大垣市と大垣駅前商店街が衰退するのも故あること。

 

子供への犯罪

 行政も子供の健康を考えて、グランプリの選定をして欲しい。スィーツでグランプリを設けても、大垣の未来に何の貢献もない。逆に大害である。美味しいものには毒がある。大垣スィーツグランプリを選定しても法律的には問題なくても、世の動向からは外れており、大垣市行政の子供への「犯罪」である。国の政策が間違っているのだ。せめて地方行政が正さねばならぬ。お役人ももっと勉強すべきである。お役人の頭が悪いのは致し方ないが、子供たちの脳は大事にせねばならぬ。子供は日本の宝である。

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元気ハツラツ市で大垣スィーツグランプリの表彰式 2018年3月4日

  入賞作品は、ショートニング、マーガリンが大量に使われている。

  責任者の大垣市長には、やったことは当然として、やらなかったこと(規制しなかった)にも責任が問われる。

 大垣市長として、やるべきもっと大事なことがあるだろう。こんなことに時間をかけているから、大垣市が衰退するのだ。

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トランス脂肪酸は脳にダメージを与える危険性あり

 良い油が不足すると、代わりにトランス脂肪酸が脳神経の構成材料として使われやすくなる。使われたトランス脂肪は脳の伝達神経機能を変形させる。そして、この状態が何年も繰り返されると、ADHD、情緒不安定、うつ、集中障害などの脳の重要な機能低下を招く恐れがある。特に、発達途上にある子供の脳の発育、人格形成に与えるダメージはかなり大きいと考えられる。その他にも、トランス脂肪酸の害は数知れない。LDL(悪玉)コレステロールを増加させ、HDL(善玉)コレステロールを減少させる働きがあり、冠動脈性心疾患に繋がる恐れがある。冠動脈性心疾患により、突然死・糖尿病・内臓脂肪の蓄積(メタボ)・高血圧・高血糖になるリスクが高まる。アトピーなどのアレルギーを誘発する可能性など、たくさんの体への悪い影響が報告されている。

この項、「全米が禁止したトランス脂肪酸が悪い理由。子供の脳は大きいダメージを受ける!マーガリン、ショートニングは要注意!」より

https://shichida-life.co.jp/magazine/life0033/

 

以下、各国の規制を記す

(1)デンマーク

 2003年から国内で販売されるすべての食品の油脂中におけるトランス脂肪酸の含有量を2%以下に制限。違反者には最高2年の禁固刑が科される。

(2)カナダ

 2018年からマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどによく使用される部分水素添加油脂(合成油脂)を食品に使用することを禁止。輸入も禁止。

(3)韓国

 2007年からトランス脂肪酸の使用表示を義務づけ。

(4)アメリカ

 2006年から食品中のトランス脂肪酸量の表示を義務づけ。併せて総脂質量、飽和脂肪酸量、総コレステロール量の表示を義務づけ。

(5)ニューヨーク市

 2008年、飲食業者は一人前当たり0.5g以上のトランス脂肪酸を含む水素添加油脂(合成油脂)、ショートニング、マーガリンを含む食品を保管、使用、または提供してはならないと厳しく規制。

(6)中国

2011年よりトランス脂肪酸の表示を義務化。

 

★日本で

このように世界的に規制の動きが広まるなか、日本ではなんの規制もない。厚生労働省の見解は「我国と欧米諸国とでは食文化が異なる。したがってトランス脂肪酸に関して規制する必要はない」との見解である。

以上は2019.03.20小薮浩二郎著「「食品の闇」中国ですら表示義務化の危険なトランス脂肪酸、日本では野放しで日本人は大量消費」より https://biz-journal.jp/2019/03/post_27174.html

 

 防腐剤、農薬の規制が世界で一番緩いことを誇る厚生省の役人のいう事など信用できない。欧米では10年以上前から規制しているのに、日本では全く規制なしである。これでは、認知症やガンが増えるはずだ。やはり、自分の健康は自分で守るしかない。食品を買う時は、成分表を眺めて、トランクス脂肪酸が入っていないか、確認して購入すべきである。このトランクス脂肪酸の過剰摂取が、認知症や多くの病気の原因だと私は思う。

 

2019-03-31   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

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