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2019年2月27日 (水)

磨墨智2. 過ぎ去る時間は命の刻み

 「時は金なり」は間違い。失ったお金は稼げば取り戻せるが、失った時間は、いくら金を積んでも取り戻せない。

 命とは、その生き物が一生の間に使える総時間量なのだ。その使える残り時間を知った時、その人の生きざまの差が顕著に表れる。

 人によっては、医者に「金はいくらでも出すから、助けてくれ」と泣きつき、ダメだと知ると「このヤブ医者メ」と泣き崩れる醜態を見せる人もいる。自暴自棄になる人もいる。逍遥と事後の準備をする人、とさまざまである。

 河村義子先生は、余命5年と宣告されて、最期の時間を最大に輝かせた。それが私にとって、生きざまを教えてくれた最高で最後のレッスンとなった。感謝。

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河村義子先生の人生最後の公式演奏会

 ドレスデントリオとのニューイヤーコンサート、クインテッサホテル大垣で。 

 2018年1月13日

  このコンサートでは、私が協賛金を出し、先生とこのプロジェクトを遂行できたことを、今にして嬉しく思う。仲間がチケットを売ってくれて180名の観客を集めることが出来た。これが最後の演奏会になるとは、夢にも思わずであった。

 

2019-02-27  久志能幾研究所 小田泰仙

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