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2019年2月22日 (金)

河村義子先生の中陰を供養する(3/4)

29日 今生きているのは何の為、温故創新一路前進。 天は己を生き永らせるために生かしているのではない。その命を世の為人のために使え。故人の遺徳・教えを温(たずね)て、世のために新しい価値を創れ。それが故人への供養である。

30日 仕事の中に亡き人の願いを生かすべし。 河村義子先生の願いを思い出すべし。

31日 したい事をするのではなく、仕なければならない事を生涯かけてもやりとげるべし。心如鉄石という。 それを河村義子先生は体を張ってみせてくれた。それをまねするのが供養。

32日 どうせ井戸を掘るなら、水の出るところまで掘って見よ。

33日 出来ないのではない。やって見ようとしないだけ。 河村義子先生はそれをやって見せてくれた。

34日 二度とない人生、今そこからいまの自分を大切に。 河村義子先生の死で、忘れていた、死を再認識した。頂いた命を大切に、悔いのない人生を送る決意を新たにした。

35日 そのうちそのうちでなさずじまい。今そこから気付く時から。 今やらなけらば、一生できない。河村義子先生は身を呈して教えてくれた。

36日 亡き人の遺産は誰でもない。世の為、人の為に残せ。 河村義子先生が遺した遺産は、音楽を通して子供たちの育成である。その志を受けつぐのが、供養である。

37日 耳すませて亡き人の呼び声を聞く心を大切に。 天地自然は仏の経を唱えている。それに気が付くのが供養である。

38日 人の子も自分の子も皆仏の子。皆ちがってみんないい。

39日 実るほど頭のさがる稲穂かな。

40日 亡き人へ、笑顔でおはよう、感謝でおやすみ。 いつまでも悲しんでいても、義子先生は喜ぶまい。

41日 拝む喜びが働く喜びを生む。 拝む相手がいることを喜ぼう。それが師なら幸せだ。拝む相手がいない人は、極悪非道の人。

42日 亡き人を呼ぶ口で、他人をそしるな、ののしるな。

3

馬場恵峰書「中陰を生きる活かす」(部分)

31   リハーサルにて

Timm

Photo

3 ありし日の河村義子先生。チェリストTIMMを招いての音楽会。「あしながチケット」で120名の子供たちを招待した。「世界で一流の音楽を楽しむ会」では、世界一流の音楽家を招待して子供たちに一流の音楽に生で接する機会を提供している。  2017929日、大垣市音楽堂

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2019-02-22  久志能幾研究所 小田泰仙

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