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2019年1月17日 (木)

医学的検査に潜む危険性

Medical Scans Lead Some Hidden Lisks

 

第6段落部

   Some of the newest uses of radiological imaging, including CT scans of coronary arteries to look for calcium buildup, have not yet undergone clinical trials. Experts have estimated that widespread use of coronary artery scans, which deliver 600 times the radiation of chest X-ray, could results in 42 cases of cancer for every 100,000 men, and 62 cases for every 100,000 women.

By JANE.BRONDY  “The New York Times” SEPTEMBER 9,2012

 

要約「CTは胸部レントゲンの600倍の放射能を放射して、男性10万人に対して42人、女性10万人に62人の割合でガン患者を発生させる」

 

 2014年12月25日、私は大垣市民病院で心臓のCT検査を受けた。検査機械はドイツ シーメンス製であった。検査後に担当医師に聞いてみると1億円以上もする高価な機器である。この業界は東芝、GE、シーメンスがしのぎを削って売り込んでいるという。操作性と性能の点でシーメンス製にしたとの事であるが、減価償却費が大変なようである。その分、患者を回してその費用回収しなければならないので、病院経営的に、医師はつい安易にCT検査を勧めるようだと、合点がいった。

 

CTの性能の限界

 CT検査はエコー検査の1/200くらいしか性能がないという。CT機器は価格もエコー検査器(1500万円程)の10倍である。しかしエコー検査は医師に経験と技術が必要のため、若い医師はエコー検査を避け、CT検査に走りがちである。(石井光著『医師の嘘』幻冬舎)

 

 自分の体を検査する機器の知識を持つことは、生きることには大事である。敵を知り己を知れば百戦危うからず(孫子)。己を知るための機器の知識は、人生を戦う上での基礎情報である。

 今回のCT検査を最後にして、いっそうの健康管理に努めたい。それがご先祖様へのご恩返しである。

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By JANE.BRONDY

“The New York Times” SEPTEMBER 9,2012

 

2019-01-17    久志能幾研究所 小田泰仙

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