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2019年1月16日 (水)

CTスキャンの仏心と鬼心

CT検査時には心拍数を抑える薬の服用等で撮影準備に1時間ほど要した。造影剤を注入するため一時的に体がカーッとすることが一瞬あり驚かされるが、別に痛みも無く撮影自体は20分ほどで終了した。人生の降りかかる事象は、その時は心臓ドキドキであるが済んでしまえば、何であんなに焦ったのかと思う事象と同じであった。

 

CТの被爆

3年ほど前、人間ドックでCTを受けることになっていたが、後藤悦夫先生からの情報(ニューヨークタイムズ)で、CTの被爆量は、普通のレントゲンの600倍であることを知り、急遽キャンセルした経緯がある。今回はリスクとメリットを天秤にかけて、あえてCTを受けた。結局は避けられないCTとのご縁であった。人生の勉強としてはよい経験であった。

Photo   馬場恵峰書

己に課せらた矩

 論語為政編は、人生のPDCAの言葉である。人生の節目の歳で、己がそのあるべきレベルに成長しているであろうか、自問自答すべきである。その答えは、人生皆我師として、回りの佛が教えてくれている。しかし自分が成長していないとそれに気がつかない。因果なものである。人生で一番知らなければならないのが己の持つ欲である。己に課せられた矩(おきて、きまり、法則、法度)とは何かであるかを自問したい。

 

CTスキャンは鬼門

 2012年当時、私は地元歯科医院からインプラント手術を勧められ、2012年9月18日10時からの手術を受ける段取りが進んでいた。日曜日に知り合いの佛様から連絡があり、インプラント手術の危険性を教えられた。それで、手術2時間前(敬老の日の連休明け火曜日、仏滅)に手術中止を決断した。休日のため医院に連絡が取れず、結果として手術2時間前にキャンセルする顛末となった。それでも無事キャンセルできて、神仏のご加護があることを思った。

 その時、成り行きとして次の来院予約を入れざるを得なくなり、仮の予約を入れた。しかし、刈谷総合病院で2次再検査(心臓のCT)と日程がダブってしまったので、それを言い訳にキャンセルをすることにした。それ以来、その歯科医院とは縁を切った。

 インプラントの中止決断では、馬場三根子先生からのアドバイスが大きかった。三根子先生からは、「インプラントを入れるとMRI検査が出来なくなる。若い小田さんは心して受ける様に」との助言を頂いた。今回2015年2月13日に脳のMRIの検査を受診するが、三根子先生の助言が大いに助かっている。

 インプラントの危険性は、カテゴリー「ma_経営診断♠インプラント」のブログ記事を参考にしてください。

 

CT検査のリスク

 CT検査の話を後藤悦夫先生(私の英語の師匠)と電話で話をしていたら、「CTはレントゲンの600倍の放射能を放射して、10万人に104人の割合でガン患者を発生させる」との記事が“The New York Times”に掲載されていること教えられた。早々に自宅の新聞の山から、その新聞を引っ張り出して確認した(次ページ参照)。また造影剤は腎臓を傷めるとの後藤先生からの注意があり、翌日のCT検査をキャンセルした。これもインプラントでのご縁から生じた佛さまからのご配慮のようです。ありがたいことです。

 後藤先生は一度、心臓が停止したが、緊急対応の手際よさと、担ぎ込まれた医療機関が心臓病で有名な病院で、その場に名医も待機していたという偶然にも恵まれて一命を取り留められた。つくづくと運のよさ、とりもなおさず人徳の高さを感じた。どれかひとつでも欠けていたら、もうこの世ではお会いできかった先生とのご縁であった。その時、心臓CT撮影で多量の造影剤が使われ、腎臓を傷められたとのこと。

 

病気は自分で治す

 医院は治療や検査はするが、病気を治しはしない。病気を治すのは自分の意思と体の治癒力である。過剰な検査や薬は、それを妨害する。過度な検査は新たな病気を生み出す。その治療でまた医者にかからねばならない。医師と製薬メーカ、医療機器メーカとの関係で、現在の病院は金儲けコンベアラインのケースが多い。医者通いは自分の体への設備保全である。その選択は、心して構えたい。

 

己の体はリース物件

 自分の体とはご先祖と佛様からのリース物件なのだ。平均寿命80年の契約が満期すれば返さねばならぬ。大事に使わないと落とし前を要求される。大事に使わないと、契約途中でも、返却を要求される。仏様の契約を裏切ると、慈しみの佛が借金取りのヤクザに変身するので気をつけたい。佛の顔も3度までである。

 

医学雑誌のデータ

 人の年間の許容X線量は、1ミリシーベルトである。胃透視でのX線量は、3ミリシーベルトである。CT撮影でのX線量は、10ミリシーベルトである。年間3回以上CTを受けると、ガンが発生する確率が顕著になる。

 

2019-01-15  久志能幾研究所 小田泰仙

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