« ブルーインパルスの闘い | メイン | 磨墨知409. 安ホテルに泊まらない »

2018年12月 3日 (月)

磨墨知396. 正しいマインドコントロールをしよう

 トヨタマンは、自分をトヨタ生産方式教(ジャストンインンタイム教)にマインドコントロールして、成果を出している。成果を上げている会社には、ワケがある。それをビジネスの師として、真似るべきは真似て、自分の仕事の仕方を変えよう。

 トヨタ教では、神様は前工程なのだ。後工程はお客様である。仕事では、神様とお客様を大事にしよう。それがトヨタで浸透している。

 オウム真理教も、マインドコントロールであれだけの「成果?」を上げたのだ。強欲なゴーン教でなく、正しい教えのマインドコントロールなら、成功が間違いない。

 

トヨタ教で唱えるお経

 そのトヨタ教のお経では、起きた不幸(不具合・事故)に対して「なぜ、何故、何故」と五回繰り返すのが、お祈りである。答えは現場にある。自分の足で現場に行き、自分の目で、自分を謙虚にして、対象を観察すれば、状況が完全に把握できて、おのずと答えは見えてくる。仏様の助けは、いらない。それを「現地現物」経という

現代の織物

 「経」とは、機織り機の象形文字である。上から下へと糸が縦糸として流れていく(時間・歴史の流れ)。横糸として現代の色がある世相が流れて、現代の事象という織物を織っていく。今織っている自分の人生の布を、時間軸と現代の世相で見てみると、答えが見えてくる。

1img_0450

豊田佐吉翁が発明した豊田式機織り機  産業技術記念館にて 

日産の織物

 日産の社是のように、今の仕事を「ステイクホルダー(株主)のために」は、間違いである。それこそが、グローバル経済主義教の根本的誤りである。その前身が植民地獲得戦争であった。すべて特権階級の為の教義である。だから、現在のフランスで、増税が市民の反対にあい、死者まで出るデモが頻発するのだ。現実が正しいのだ。仏のマクロン大統領は、特権階級の目でしか現実が見えず、目先の利益に目が眩んでいる。マクロン大統領にとって、日産は植民地なのだ。

 デフレの時代には、増税は最悪の手段である。経済政策として、景気を刺激しなければならぬ。だから失業者が増えてデモが起きる。日本の消費税増税も間違った政策である。

 トヨタ教の会社の目的を「社会のために」とすれば、それが自分に返ってきて自ずと成果が上がるはずである。ゴーンが織った布は、日産の歴史の縦糸を無視して、西洋の強欲横糸が太く強すぎて、機織り機の糸が絡まり、乱れた織物が作られただけの現象である。自然界の現象は単純明快である。

 

大垣の織物

 大垣市の小川織も、日産のゴーン織とよく似ている。市長の強欲が強すぎて、金色の横糸が大垣400年の歴史の縦糸との調和を乱している。今の大垣市では、業者と市長が神様で、市民は下僕なのだ。豊田式織機で布を織るとき、織りものが乱れれば、機織り機を止めて、最適の糸に変えるのが原則である。

 

2018-12-03 久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

コメント

コメントを投稿