魔墨知268. 本の選択、何を読まないか
本はその価値から見て安い。その本の中身を自分で体験しようと思ったら、数年はかかる。
しかし、一冊の本を選択するとは、一生で読む本の全体量で、読めない本が一冊生まれるという現実に目を向けよう。50歳のビジネスマンなら残り人生30年として、一生で読める本は3,000冊(年100冊×30年)しかない。人生の残り時間は有限なのだ。本はどんなに買ってもよいが、実際に読むかどうかには選択が必要である。くだらない本を一冊読むことは、大事な本を読めるチャンスを逃す事になる。それは大事な時間の浪費である。本を読む努力より、本の選択が重要である。
会う人の選択も同じである。ある人と面会するとは、大事な一人との出会う機会を逃すかもしれない。だからこそ、人を見る目とご縁の選択が大事なのだ。
馬場恵峰書
2018-11-13 久志能幾研究所 小田泰仙
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