素晴らしい人生よりも充実した人生
「うまくなったら良い紙に正式に書こうと思って、安い紙に書いて練習しているから上手くならない。どうせ皆さんは上手くないのだから(爆笑)、今、持てる技を全て使って、良い紙に丁寧に、真剣に毎日書くこと。それを継続すれば、必ず上手くなる。どんな揮毫も丁寧に一期一会のつもりで真剣に書く。だから後世に残る作品ができる。」(馬場恵峰師談)
充実した人生
恵峰師は、どんな書でも書画でも直接、表装された軸に揮毫される。神業である。この世の出来事は、すべて一期一会、どんな事象にも、冷静に丁寧に誠意をもって対処すれば、素晴らしく楽しむ人生道を歩めると思う。
そのためには、そのご縁の舞台も、より良き場所、より良き人物、より良き時、より良き方法を選んで対処すれば、より良きご縁の舞台になる。与えられた紙(機会)ではなく、自分で機会を見つけよう。そうすれば素晴らしい人生ではないかもしれないが、充実した人生、後悔のない生き方、楽しむ生き方ができるはずだ。素晴らしい人生は運の支配する世界だが、充実した人生は自分で生み出せる。
2018-10-31 久志能幾研究所 小田泰仙
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