教育の「不易の原則」を放棄
大垣市教育員会は、小川敏市長の顔色を見て、何も子供たちのための方針を打ち出さない。前の骨ある教育長の首を、ヒラメの教育長に変えたためだと、市民の間では評判である。現教育長の山本譲氏は、小川敏市長と高校の同期で、仲良しクラブのようだ。昨年末の高校同期会の忘年会でも上座で仲良く二人並んでふんぞり返り、酒を酌み交わすありさまである。なぜ同じ仲間の同期会で上座を設けるか。ド田舎丸出しの風習である。
ヒラメの舞い
山本教育長は教育長としての教育に対する「不易の原則」を捨てて、ヒラメの舞いに徹しているようだ。前の教育長は、教育に対して不易の原則に厳しかった。だから小川敏市長には煙たく、市長の人事権で教育長の首を挿げ替えたようだ。それで大垣の教育は、衰退に向かった。
小学校エアコン問題でも、大垣市教育委員会は沈黙を守っている。子供のことを考えない教育委員会は存在価値がない。考えるのは自分たちの保身と出世だけだ。
子どもを守らない教育委員会
大垣市は、大垣市長名で、毎月の休日の早朝、商店街の金儲けの為に元気ハツラツ市、芭蕉楽市に、園児や生徒を強制的に駆り出している。子供を営利目的で駆り出すのは、教育の原則に反している。それも炎天下36度の中に園児を駆り出し、肌の弱い園児に火傷を負わした。本来、教育委員会がこの行事に反対して子供を守るべきだが、教育委員会は大垣市長に迎合して、何も言わない。全て小川敏市長への媚びへつらいである。その人事権は小川敏市長が握っている。逆らえるはずがない。
芭蕉楽市 2018年8月4日、9:54:50 気温36度
大人たちはテントの下、園児は炎天下。気温36度。園児は飛んだり跳ねたりと汗だく。
子供の悲鳴
子供は自分の不調を言語で明快に説明できないので、熱中症に罹っている子もいるはずだ。7月17日の豊田市の生徒熱中症死亡事故の二の舞になったかもしれない。演技が終わった後、帰路で母親は、「子供の顔が赤くなって心配をした。予定の30分間よりも早く終わってほっとした」と言っていた。
直射日光と輻射熱で火傷状態に
園児たちは背が低いので、地面からの輻射熱を大人より4倍も多く浴びる。輻射熱のエネルギーは距離の二乗に反比例する。36度の炎天下で、コンクリートの照り返しの厳しい舞台で、大人よりはるかに耐力の弱い園児を踊らせるのは、虐待行為である。傷害罪にも相当する。熱中症で死亡事故にもなれば確信犯の傷害罪である。命令した当人の小川市長と山本教育長は現地には来ず、空調の効いた場所で快適に過ごしているのだろう。
この時撮った写真を検証すると園児の顔の多くが、赤くなっているので、かなりの園児が火傷状態になったと推定される。園児の体は正直で、赤くなった頬がそれを示している。汗腺が未発達だと、熱が体に籠り危険な状態に陥る。再度、写真で確認すると、汗をあまりかいていない子も多い。しかし顔は赤い火傷状態なのだ。
火傷で赤くなった頬が痛々しい
火傷の頬が痛々しい
行事が終わり茫然自失状態。完全に火傷状態の頬
教育長の戯言
「大垣市は金がないんですよ。貴方もわかるでしょう。稟議書を書くのは大変なんですよ」とは山本譲教育長の言葉である。2017年に私に、私が文化の関係で陳情に教育長の部屋を訪れたとき、私に直接、言った言い訳である。こりゃダメだ、と悟って、教育長の部屋を後にした。
「金のない」という大垣市は、一過性の愚劣な市制100周年記念行事に3億4千万円を浪費する。その宴の後には何も残らない。その陰で、業者と一部の幹部だけが潤っていると推定される。
責任者の仕事
責任者は、ない金を作るのが仕事である。金があれば馬鹿でもチョンでも業務はこなせる。大垣の未来のために信念をもって稟議書を書き、金を作り、稟議書に組織の長にハンコを押させるのが仕事である。それができなければ、税金泥棒である。
税金泥棒が跋扈するから、大垣市小学校のエアコン設置が県下最低レベルの2.1%なのだ。県下の主要10都市は100%の設備率(美濃加茂市だけが98.6%)である。大垣市小学校にエアコンを設置する費用は、14億円ほどである。大垣市の豊かな財政上で、どうにでもなる金である。小川市長の退職金は2億円、市制100周年記念行事費用の3億4千万円と比較すると、大した金額ではない。
この件は大垣市が岐阜県下第一の工業都市、県下第二の人口都市として見ると恥ずかしく、異常である。市長と教育長が恥知らずで、異常なのだ。全ては一人の指導者の責任に行きつく。
2018-09-30 久志能幾研究所 小田泰仙
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熱中症危険、要注意の天気予報が発表されている日に、
大垣の幼児が炎天下で踊っている写真を拝見して、
何年か前に、高齢の俳優が「あの時の文部省は子供たちを
戦争に売った、死んでいった子供や家族をなくした子供たち
に、普通に生き残ってしまった事に大変申し訳ないと、
思っています。」と言っていたのを思い出しました。
この催しものを屋根もない炎天下で幼児を踊らせる現場の
関係者も異常だと思います。また、幼児の保護者たちからは、
中止または、舞台環境の改善の声は挙がらなかったので
しょうか?大垣市民は、これは普通の事と麻痺しているので
しょうか。
今、大垣市は文句や批評を言えない幼児や子供たちを
うまく利用して「大垣創生総合戦略」をしているようにしか
みえません。
この創世総合戦略が悲しい結末にならないことを
希望いたします。
投稿: 柳瀬光二郎(ヤナセ コウジロウ) | 2018年9月30日 (日) 21時01分
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