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2018年9月13日 (木)

今の話し相手が運命の人

 今日は冷やかしで、ベンツ店と個人営業の小さな車販売店(全メーカ取扱い)に、行ってきた。ところが、営業マンと打ち合わせ中に、その営業マンに割り込みの携帯電話がかかり、それの対応の姿で、お店とその人物のレベルが分かり、人生の学びとなった。

 

ベンツ店で

 ベンツ店では、若い営業マンが接客したが、その場に携帯の電話が鳴り、「ちょっと失礼」と向こうに行って話し込み、さらに奥の部屋に行ってしまった。戻ってきたのは、8分後である。私は、内心怒り心頭であったが、表には出さず対応した。それで営業マンとお店のレベルが判明した。

 人生では、目の前にいる相手が、最優先なのだ。今が一番大事なのだ。その対応の様子で、私は人を判断する。今対面している人が、この世で、今の時間で、一番あなたの運命に沿った最適の人なのだ。仏様はそれでその人の今後の運命を振り分ける。私は閻魔大王様の代行として、その人に「不適」の人物評価の判決を下した。

 

小さな車販売店の対応

 その後、訪問した自動車販売店のお店でも同じことが起きた。若造ならともかく、人生経験豊富な70歳代のオーナー社長がその低落なので、この人との今後の付き合い方を見直すことにした。

 

私の電話対応マナー

 私は誰かと面談中にかかって来た電話には、面談中の相手には断って出るが、電話の相手には、「今接客中なので、後で電話をします」と電話を切るのを基本としている。電話に出ないのも、相手に失礼である。それも相手の時間を奪うこと。

 しかし割り込みの電話を続けると、面談中の相手の時間を奪うことになる。時間とは、その人が一生で使える命の期間である。割り込み電話に出て、長話をすれば、相手の命の一部を盗んだのだ。また「かかってきた電話の人の方が、(貧乏な)貴方より大事な人だ」と相手に宣告すること。そんな失礼なことはない。やはり、ベンツ店はお高くとまっているようだ。そういう接客の教育をその店ではしている。客にその侮辱をしたと思わない人と付き合っては、人生は終わりである。だから、さようなら、である。

 

ベンツ車を理解

 今回、ベンツ店に行って分かったことは、ベンツのクラスとお値段である。今まで全て同じに見えて区別がつかなかったが、Cクラスがトヨタマークχクラス、Eクラスが、トヨタクラウンクラス、Sクラスが、レクサスLSクラスであると理解できた。CとEクラスは、各々日本車より100~200万円高いだけで、べらぼうに高いわけではない。ところがSクラスは、日本車に比べて約800万円も高い。その値段差の付加価値に興味を抱いた。

 日頃、日本の道路上で見るベンツ車はCクラスが多く、そんなに驚くことはない。ドイツに行けば、トヨタマークχが走っていると同じである。そのほとんどが中古車である。これでベンツを見てもあまり驚かなくなった。冷かした甲斐いがあった。しかし冷かしでなく、正規に購入検討をする身分に早くなりたいもの。

 

2018-09-13  久志能幾研究所 小田泰仙  

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