拷問のような敬老会(4/5)腹黒海苔妖怪
今日9月28日08:30ごろ、急遽、病院に行くことになり、車を出す直前に、町内のお年寄りがみえて、長寿者に贈った海苔とその方が買った海苔を、「味比べで食べて欲しい」と海苔を進呈された。この調査のため、試食をするご縁を頂いた。これも仏様のご手配と思う。感謝。
町内のお年寄りがスーパで買った海苔は一個298円、同じ有明海産である。敬老会で配られた海苔は2個で1000円である。詳細に比較すると、その価値は実質的に300円程でしかない。「腹黒の海苔妖怪」が、その差額を、長寿者の無知に付け込んでピンハネしている。そのピンハネのために、敬老会を錦の御旗にして、自治会長と婦人会の善良な婦人が敬老会でこき使われている。殆どの自治会長は、どんな海苔が、長寿者に贈られたかは知る由もない。
二つの海苔比較
敬老会の海苔 スーパ購入海苔
味 同じ 同じ
色 黒 濃緑色
販売・製造 愛知県豊橋市 高知県南国市
表示 有明海産 有明海産
価格 1000円(2個) 596円(2個で)
数量 100枚 160枚
海苔一枚金額 10円 3.75円
乾燥剤 15グラム 32グラム
蓋 差し込むだけ ねじ式で密閉可
密閉不可
左が敬老会の記念品 右が一般スーパーで購入
乾燥剤
左の敬老会用は50枚の海苔に対して15グラムの乾燥剤。右は、80枚に対して32グラムの乾燥剤。左の敬老会用の高い海苔を基準にすれば、安価な海苔は24グラムで良いのを、32グラムも使って良心的である。焼き海苔は、乾燥状態を維持してこそ、味の命が保たれる。敬老会用海苔は乾燥剤の分量が手抜されている。
左が敬老会用 右がスーパ購入
海苔容器の密閉方式
敬老会用の海苔の容器は、蓋が差し込むだけで、密閉ができない。右の海苔の容器は蓋がねじ式になっており、食べた後で容器の密閉が可能である。乾燥剤が多く、密閉が可能であるので良心的である。
敬老会用の海苔の容器には、利用者無視のコスト低減の悪意を感じた。容器製作の金型コストをけっちているのだ。
味と色
二つを食べ比べしたが、差は分からなかった。しかし、この焼き海苔を提供してくれた方は、敬老会の記念品より、スーパの焼き海苔のほうが美味しいという。
色が違うのが解せない。おいしい海苔は「やや赤みがあり、艶のある深い黒緑色」をしている。敬老会用は、単に黒いだけのように見える。敬老会用は、なぜか穴の開いた海苔が多かった。品質が均一ではないようだ。
鮮やかに濃緑色に焼きあがった海苔が色のよい海苔である。濃緑色の海苔にはクロロフィル、カルテノイドという緑色と黄色のもとになる成分が含まれ、上級品になればなるほど、これらの色素成分が多く含まれている。
敬老会用は、単に黒く濃緑色ではない。
左が敬老会用 右がスーパ購入
妖怪の誕生
妖怪はあの世にいるわけではない。興文連合自治体の中に跋扈している。全国の自治会組織の中にも多く跋扈している。その生息を許すのは、我々の無知、無関心なのだ。その誕生の原因は、拝金主義に取りつかれた現代日本人の病気である。それが原因で、日本人のモラルが低下している。その親の後姿を見て、子供が不良化する。
2018-09-28 久志能幾研究所 小田泰仙
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