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2018年9月27日 (木)

拷問のような敬老会(3/5)強欲な軽老妖怪

記念品の怪

 敬老会として、特定の業者が長年、同じ記念品(海苔 1000円)を全員に配っている。しかし、どこにでもある海苔なので、もらった長寿者は誰も喜ばない。昨年の海苔はとても不味かったという。町内のお年寄りがそれを証言していた。

 それを配る自治会長も大変である。ある自治会は世帯の半数が対象者である。それが50軒にも達すれば、拷問である。配る高齢の自治会長が倒れてしまう。

口裂け妖怪

 その自治会長も、自治会住民のために奮闘しているのに、間違った法律を盲目的に崇める耄碌老人が怒鳴り込んできて、大喧嘩になったと嘆いていた。身内の足の引っ張り合いで、まるでパワハラである。自治会長も精神的に追い詰められて倒れそうだ。ド田舎の自治会は、おどろおどろしい妖怪の世界である。その自治会長は、「口裂け妖怪」に化けて、口が裂けても言えない真実を吐露したいという。

海苔の真偽

 1997年、諫早湾にギロチンが落下し、有明海の環境が激変し、有明海で取れる海苔が激減しているという。その減少分を、有害物質にまみれた中国産や韓国産が入り込んで、有明海など国産ノリの減少分を補っている。しかし、韓国、中国産の海苔は、淡い色を濃くするために着色料、枝条から海苔をきれいに離すために流動パラフィン、味付けのために化学調味料が使われている。業界では常識である。

 ラベルに「有明海産」と記載されていても、町内のお年寄りの話では、長年の経験でラベルなんか信用しないという。記念品で配られた海苔が有明産で、なぜ販売会社が愛知県豊橋市なのか、疑問に思う。規定上では、一部でも有明産の海苔が入っていれば、有明産として通用する。中国産のウナギでも、輸入して一時期、日本で育てれば、合法的に日本産として出荷できる。そんな食品が日本に氾濫している。

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 永井海苔株式会社のHPより

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お弁当の数に見るムダ

 敬老会の参加者は230人程(いつも予定の1割が欠席)で、約750名が欠席である。それを開催・対応する側は150名の大世帯である(手配のお弁当数から推定)。開催側の婦人会の人たちが、人が多すぎて手持ちぶたさで、あちこちで世間話に興じていた。それでもお弁当代一人1,000円がかかる。参加者を入れて、お弁当代総額40万円ほどの出費である。敬老会の予算総額の3割を占める。

 現状の仕事ぶりを見て、30人もいれば、敬老会の行事はこなせる。私なら20人のスタッフで行事を運営する。10年前の私の会社時代に、私が事務局長で、自動車技術会の年度総会を開催した。その参加者200人で、それを10人のスタッフでこなした。

 

異常に多いスタッフ

 それなのに、興文地区の敬老会で230名の参加者に、150人ものスタッフ体制でなんて狂気の沙汰である。それでいて、高齢者の行事にも関わらず、救護体制がない。こんな非効率なやり方では、企業なら倒産で、事故死亡者続出である。

 婦人会の人達は、敬老会の行事に強制的に駆り出されて、無駄に時間を取られて、人の家庭生活を破壊されている。強制駆り出しの行事は敬老会だけではないのだ。婦人達は抵抗できず、行事が多すぎて、泣いている。悦に入っているのは、婦人会会長だけ。虚栄心の見栄だけである「私のアゴ一つで、婦人会を動かせるのだ」との権力誇示であるとしか思えない。すごく快感なのだろう。

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 婦人会役員の挨拶

 

記念品とお弁当の怪

 長寿者に贈る記念品代は85万円ほどで、記念品と弁当代で総予算の約9割を占める。当然、ご苦労さん会もあるだろ。なにかおかしくないのか。

 対象の長寿者の7割は、その恩恵にあずかれない。毎年、長年、決まった同じ業者に大量の海苔とお弁当を頼めば、癒着が疑われるのは、世の常識である。疑わない方がアホである。私が業者なら、手配する幹部への盆暮れのつけ届は欠かさない。それが世間の常識である。

 噂によると、ある地区の自治会は、業者に行事の商品代で1割のキックバック(リベート)を要求しているという。それが最近のコンプライアンス重視の風潮で、その業者も会計監査上で裏金処理ができなくなり、そのキックバックを断ったら、今年から別の業者に変更されてしまったと担当者が泣いていた。

 

「お代官様、これがキックバックでございます」

「越後屋、お前もワルョのう…....ダッハハハ….」

 

気配りの欠如

 私の町内は敬老会会場から、老人の足で20分ほどかかるので、2割しか参加しない。物理的、体力的に参加できないのだ。それさえ考慮せず、何が敬老なのか。それなのにスタッフが烏合の集のように150人も駆り出されて、半分以上が遊んでいる状態である。半分の烏合の集が無駄飯のお弁当を食べている。その半数を減らしてそのお金を回せば、乗り合いタクシー代など、すぐに捻出できて、お釣りがくる。そんな気は、さらさらない婦人会と連合自治会である。

 その150人分のお弁当の数も怪しい。その数をごまかせば、お金がちょろまかせる。誰もその数を検証していない。それさえ疑わざるを得ない運営方法で、疑惑が多い敬老会である。一人で5個も6個もお弁当を持って帰る幹部もいるという。そう思われるのも、そういう疑惑に満ちた行動が多いからだ。幹部(患部?)は、長年、その座にしがみ付いて、決して手放さない。火のないところに煙は立たぬ。

 

新提案

 敬老会に使う予算を再構築すれば、同じ予算で長寿者全員に1,800円の大垣駅前商店街のプレミアム商品券(一割分がお得な商品券) を配ることができる(現状800円の海苔)。その方がよほど、長寿者に喜ばれる。また興文地区の商店街である大垣市駅前商店街の活性化につながる。

 今は特定の業者と一部の幹部がうまい汁を吸っているようだと勘ぐらざるを得ない。大垣市の自治会と婦人会には、現状を変えたくない、強欲の軽老妖怪(老人を軽んじる輩)が跋扈しているようだ。

  

2018-09-27 久志能幾研究所 小田泰仙  

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コメント

興文小学校を卒業して40年以上過ぎますが、今でも校歌は
3番まで歌えます。校歌の3番最後に「強く正しくおいたたん」
とありますが、今回の敬老会の来賓、及び関係者に興文小の
卒業生がいないことを望みます。

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