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2018年8月26日 (日)

霊柩車を購入

 2018年8月24日、ヤナゲン大垣本店で開催されている水木しげる氏の版画展(22日~27日)に出かけた。そこで、何か惹かれるものがあり、霊柩車の絵を購入した。 

 妖怪も神様・佛様の親戚である。人生の最期を飾る車には、相応の車にしたい。そんな夢をかなえてくれる(?)水木しげる画の霊柩車「幽霊電車」である。なぜか引かれて買ってしまった。この絵の謳い文句が「ご先祖様が守ってくれる、鬼太郎は生者を地獄に送ることができる」とある。今日の24日は町内地蔵盆祭りであるが、台風20号の影響で明日25日に順延、3日後の27日には自宅で棚経を住職さんにあげてもらう。そんなお地蔵様とご先祖様のご縁を感じた日でもあった。

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越前和紙のリトグラフ

 この絵の原画は、緻密な点描画で、緻密なスキャンをしてデジタルの加工をして、越前和紙にエプソンの超精密プリンタで再現した880部限定のリトグラフである。越前和紙は硬く精密プリントに適している。それに対して美濃和紙は掛け軸の絵に適している。普通の版画では再現できない緻密さに感心した。数万円と安かった。水木さんは本の印税で稼いでいるので、この種の絵は原価に近いとか。この大きさだと、普通なら10万円はする。これが水木さんの版画展の最後だと、そそのかされてつい財布の紐が緩んでしまった。絵との出会いもご縁である。デザインが気に入ったし、キャッチコピーも納得である。額もイタリア製でお洒落である。

 

大人の夢

 乗るならこういう夢ある立派な(?)霊柩車に乗って逝きたいもの。大人にも変な夢がある。死にざまにこだわりがあるとは、生きざまにもこだわりがある。

 この絵を持って帰ろうとしたら、この納期は1か月後だという。この絵は売れているので、この実物の絵は次の会場に持っていくのだと。私はこれを「暫らく霊柩車とは縁がないよ」とのご先祖のメッセージとして受け止めた。それでご先祖様の為にも、一日でも長くこの世で貢献したいという気になった。感謝。

 

2018-08-26  久志能幾研究所 小田泰仙  

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