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2018年7月20日 (金)

大垣市行政、オウム真理狂症候群を発病

 昨日2018年7月19日、町内のヤブ用があり大垣市役所東別館に行ったが、思いついて本館に寄って見た。そこにあってはならない垂幕「祝 世界記録達成!!」がまだ掲示されたままになっていた。1か月前の617日に、日大三島高校でギネス記録が更新されたのに、まだ過去の記録の垂れ幕が、自慢げに、未練たらしく掲示されている。大垣行政はオウム真理狂症候群を発病した。

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オウム真理狂症候群とは

 民間信仰として世にはばかる名声、虚名、古ブランドを盲信して、ありがたい教えとして受け入れること。虚名がばれても、世間体の手前、やめるわけにはいかなくなった状態を表す。世に跋扈する民間信仰を盲信して「オウム返し」に反応するので鸚鵡真理狂症候群と書く。

 

ギネス狂記録とは

 わずか2週間で記録が更新される世界記録は価値がない。なにせ、その記録達成の過程に汗も知恵も涙もない。前回の記録人数より、人を多く確保できれば、世界記録は確実に達成できるシステムである。その記録更新のために税金を使って取り組むのは背信的、狂信的行為である。アーんと相手に食べさせるのに、失敗など1%もない。なにせ大垣市役所の部長職まで全員駆り出しての愚行である。世にいう世界記録とは、別次元の記録である。

 

オウムとギネスの差

 だから簡単に「世界記録」が更新できる。儲かるのはギネス社とコバンザメ会社だけだ。大垣市はギネス社に騙されたのだ。もしくは、騙されたふりをして、大金を使い、裏金を作ったのかも。使用用途が非公開だから、市民には分からない。なぜ非公開なの?

 ギネス社の「世界記録を取ると有名になって町おこしができます。貴方にはギネス世界記録®保持者の称号を差し上げます」とオウム真理教勧誘句「入信すれば貴方だけ超能力が獲得できます。貴方は特別扱いで尊大師の称号を与えます」と何が違うのか。どちらも儲かるのは、教団だけである。どちらも眉唾ものの御利益を謳い、どちらの称号にも価値がない。それを信じた信徒が馬鹿である。

 

5S 整理整頓清掃清潔躾け

 用の終わったものは速やかに撤去(整理整頓)する。トヨタは5Sを徹底して、世界一になった。大垣市は5Sを無視して落ちこぼれた。大垣市は、いつまで過去のギネス挑戦記録に囚われているのか。

 東大を出たのは40年前の過去の話である。価値観が大変革しているこの時代、記憶力と学歴だけでは、現代の政治経済は回せない。その記憶力も判断力も加齢とともに衰えている。それに囚われる政治をするから、大垣市は衰退の一途である。周りの都市がリニア景気に沸く名古屋に牽引されて公示地価が高騰しているのに、大垣市は置いてきぼりである。だから不潔な大垣行政の不透明さが際立つ。

 

ギネス商法

 2週間後に日大三島高校によるギネス記録更新が明白なのに、知らん顔をして大垣のギネス挑戦記録に立ち会うギネス公認職員も、厚顔無比である。狩猟民族のギネス社はしたたかである。狩猟民族の考えでは、騙されるほうが馬鹿なのだ。ギネス社に営業センスと良心があれば、2週間後の日大三島高校のギネス挑戦申請を半年待たせるとかの営業良心や配慮があってもしかるべきだ。大垣市はあほなカモだから、まんまとギネス教団に金を巻き上げられた。

 表彰式で、浮かれて痴呆的な表情の大垣市長を横目に、冷酷な眼のスマし顔で眺めているギネス公認立会人の顔は見ものである。当然、彼女は2週間後に予定された日大三島高校のギネス挑戦を知っている。それが99%成功することも知っている。ギネス社は平成元禄大垣猿芝居の興行師でもある。

 この興行費900万円は市民税なのだ。どう計算しても、その大半が使途不明金となって消えている。誰が「饅頭」を食べたのだ。市長にはその内容を正しく公開する義務がある。なぜ、大垣市長は、使途不明金の公開から逃げまくっているのか?

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 なぜ次のギネス挑戦が2週間後に設定されたのか。ギネス挑戦には、英国からの公式認定人の立ち合いが必要である。それでビジネスクラス、グリーン車での交通費とホテル代が請求される。その費用約50万円と推定される。それが2週間の間隔なら、公式認定人が日本に宿泊して飛行機代を節約、ダブル請求できるからと推定される。それなら2週間分のホテル代を払ってもペイできる。報道写真で見ると、三島のギネス立会人と大垣とは違うようだから、もっと高度な細工をしているようだ。

 

マスコミの弱み

 マスコミも「アーんとして、水まんじゅうギネス記録 大成功」、「ギネス世界記録®保持者になれたなんて夢みたい」との参加者の喜びの声を誇大報道で展開した手前、実はわずか2週間後に簡単に三島高校で記録が破られましたとは、地元では新記録の報道はできまい。だから、中日新聞三島地方版でのギネス挑戦成功の報道はあっても、中日新聞西濃版には、そんな報道は掲載されない。中日新聞は、地方が違うから報道しなかったと、言い訳をするのだろう。そうしないと、大垣市広報課に睨まれてしまう。中日新聞は忖度に忙しいのだ。

 知らぬはかわいそうな大垣市民ばかり。年配の大垣市民に聞いても、大垣市政に関心がないから、水まんじゅうギネス記録も知らない人が多かった。だから大垣市もマスコミもやりたい放題である。その会計報告は、非公開なのだ。行政はおいしい水饅頭をいただいた。それの追求報道を中日新聞は絶対にしない。

 

ギネス真理教狂騒曲

 全マスコミが、あーんと口を開けて水饅頭、コロッケ、おにぎりを食べる様を、お祭り騒ぎで報道する。それと、オウム真理教が超能力の宣伝をするのに、マスメディアをフル活用したプロパガンダと何が違うのか。テレビから流れていた「オウム♪  オウム♪  アサハラショーコー♪」の宣伝音楽が、今でも耳に残る。

 当時、麻原教祖の超能力を多くのマスコミが報道するが、私には、それに疑問を呈したマスコミの記憶がほとんどない。現在の世界記録達成を「ギネス♪ ギネス♪ 世界記録♪」と絶賛するマスメディアの大合唱と何が違うのか。ギネス挑戦記録を報道するマスコミは多いが、報道しないマスコミは少ないのが現実である。つまりこの20年、マスコミは学んでいない。むしろフェイクニュースを垂れ流して劣化している。読者は正直だ。だから新聞購読数の減少が止まらない。マスコミはギネス真理教の信徒なのか。

 その新聞購読者は、疑問を思わないように洗脳教育をされている。そんな新聞社に、1年間で5万円、10年で50万円、40年間で合計200万円をお布施として差し出すのだ。

 

教団の禁止事項

 オウム真理教がモデルとした某新興宗教団体は、「教祖より授けられた経典とか宝塔を捨てると地獄に堕ちるぞ」とその教団の書籍(教祖のゴーストライター作)で脅している。私は一時、その教祖の本にはまり、それを見つめることで、その手口が見えてきた。多数の書籍は、ゴーストライターがいなければ、執筆が物理的、時間的に不可能である。それは私が本を出版して経験的に分かった。

 世界記録の垂れ幕を、後生大事に大垣市役所のロビーに掲示している行為は、教祖から授かった「ご宝塔」を崇めている宗教信徒と同じである。正常人が見れば、あほかいな、である。大垣市役所職員は、オウム真理教のヘッドギアに縛られた信徒と同じである。お役人の世界は、ヒラメに徹しないとポアされる。ギネス世界記録®を捨てると地獄に堕ちる(左遷)と恐れているようだ。民間企業が、会社に貢献した利益で人事評価されるのとは違い、お役所は、いかに上司に従うかで評価される。これが日本の最高学府を卒業した教祖に引導されている大垣市の行政の実態なのだ。西濃の地方紙もギネス教団に洗脳されているのだ。

 

ご利益

 この宗教を信じると、市民税を行事で使い放題になるご利益がある。その会計報告も領収書も不要である。自分たちに都合の良い条例を作り、会計報告は非公開としたためだ。だから美味しすぎてやめられない。その論理が現代民主主義の社会でおかしいことに、東大出の大垣市長が理解できないのだ。それが鸚鵡真理狂症候群の病状である。これこそ「世末」である。

 この組織の行動は、宗教と組織と役人の世界、詐欺にかかる人間心理学の研究データが得られる宝庫である。これを研究対象として得られるご利益とは、人としての生き方の反面教師の教えである。

 

涅槃

 我々は、左脳で考えた言葉として、世界記録、東大出、市制100周年記念、大垣さん、元気ハツラツ市、ご利益、等を理解している。しかし、これらの事項を右能の感性として考えて、全自然、全宇宙、悠久の歴史から見て、どういう意味があるのか。99年と100年と何が違うのか。神話の世界から続く歴史の中に身を置くとき、それは意味をなさない名詞なのだ。全ては空であり無なのだ。無とは色なのだ。それが般若心経の教えなのだ。もっと全世界・全宇宙の一員としての己を見つめることが必要だ。それに気が付けば、もっと大人になれる。色に拘る現大垣市長は小人(ことな)である。

 己は全宇宙の一部であると認識する境遇が涅槃である。涅槃の境地になれば、食べ物を粗末にするギネス記録獲得狂騒曲の愚劣さ、金遣いの荒い市制百年記念事業狂騒曲の痴行の数々、間違った政策に固執する大垣行政の愚かさが見えてくる。

 ご先祖様は「お天道様が見ている」を信じて、間違った道を歩まなかった。それこそが先人が残した智慧である。世には人智の及ばない存在がある。

 

2018-07-20  久志能幾研究所 小田泰仙  

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