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2018年7月 5日 (木)

北朝鮮より恐ろしい大垣行政(8/9)恥外放賢

 大垣市の新市庁舎は、刈谷市、岐阜市と比較すると、豪華絢爛華美である。私も3者を調査比較して初めて気が付いた。大垣行政やマスコミは、単発の情報しか発信しないので、大垣行政は市民が知らないと思ってやりたい放題である。要は、金がないのに北朝鮮のように見栄だけを張り、市民の金を使ってやりたい放題である。まるで井の中の蛙である「障子を開けて見よ、世間は広いぞ」との豊田佐吉翁の言葉を大垣市長に聞かせてやりたい。

 

大垣市は稼ぎが悪いのに金遣いが荒い

 市民の年収は、三都市中で大垣市が一番低いが、市庁舎だけは大垣が一番豪華である。それでいて、大垣市は寂れる一方である。そんな大垣に誰がした?

 大垣市市会議員の報酬も、大垣市民との相対比較でも、刈谷市よりも格段に高い。いわば大垣行政は、一番稼ぎが悪いのに一番金遣いが荒く、プライドだけが高く、見栄だけで、税金という人のお金を使い、街を寂れさせている。それでいて文化面への投資は皆無に近い。基本的な投資である保守保全の手間さえ怠っている。市の中心部のモニュメントや観光看板が錆びだらけである。トイレも汚い。それでも、行政の監視役の市会議員は、お手盛りで、お金持ちの刈谷市よりも遥かに高い議員報酬を得ている。北朝鮮の高官並みである。

 

大垣市

刈谷市

岐阜市

一般会計

591 億円

599億円

 1562億円

人口

16万2395人

14万9199人

41万3995人

市民年収

320万円

396万円

339万円

全国順位

280位

50位

169位

議員年収

942万円

778万円

1095万円

全国順位

115位

200位

26位

 

 

 

 

新市庁舎

125億円

95億円

254億円

床面積

約3,400㎡

約2,394㎡

39300㎡

建屋構成

地上8階塔屋1階

10階建て

地上5階塔屋1階

建設時期

2022年完成予定

2010年完成

2020年完成予定

特殊事情

東京五輪で資材高騰

平常時

 

一人当たり負担

7697円

6367円

6135円

恥外放賢

 可哀そうなのは、真実の姿を知らされず、貧乏の状態のままにされている大垣市民である。そんな大事なことは、中日新聞も岐阜新聞も、絶対に報道しない。勿論行政も、市議会も、「大垣政界役人主党」は口をつぐむ。地方紙は大垣市長に忖度である。まるで北朝鮮のように、北朝鮮の人民には外の情報を流すのを禁止しているかのようだ。

 そのため「恥外放賢」という言葉を創作した。本来、このことで「つ・・桟敷」という言葉を使いたかったが、アサヒによる言葉狩りにより、放送禁止用語にされてしまったようで、使えない。この言葉狩りは、差別を錦の御旗として日本の伝統文化の破壊である。最近のマスコミは文化の破壊行為ばかりが目につく。それでいて市民の生活に直結した大事な行政の誤りは報道しない。

 

市民にとって報道とは何か

 大垣市民は3都市の比較表を睨んで、大垣市の未来を考えて欲しい。大垣市民以外も、知るべきことを知らされないと、行政がどういう状態に暴走するかを知って欲しい。先の太平洋戦争で、真実を知らせず、戦争を煽った朝日を筆頭にしたマスコミを思い浮かべる。現在でもモリカケ問題等やギネス記録痴呆挑戦や、大垣市への個別企業の寄付記事等で、大事な近隣諸国の緊迫状態の報道をそっちのけに、報道しているマスコミが目に余る。

 マスコミの使命は何か。市民にとって知るべき行政の役割とは何か、行政の使命とは何か、である。大垣行政が市民を幸せにする政策を執るならよいが、誤った自己中の政策で、大垣市民の収入を低いままに置く政策を執り、大垣市を寂れさせるなら、小川敏市政は、早く退陣した方が良い。

 

対照的な刈谷市の文化投資

 刈谷の新市庁舎の建設に当たり、もっと豪華にする予定であったが、トヨタの手前、豊田市より立派にするわけにはいかず、その分のお金を文化施設に回したという。それでも刈谷新市庁舎は、十分に立派である。本来、市庁舎は、それで利益を上げるための商業施設ではないので、大垣市のレベルなら60億円もあれば十分に立派な建屋が作れる。 

 同時期に建設された刈谷総合文化会館は1541席 の客席の備え、座席幅間隔ともにゆったり広々で、広い舞台は音響設備も充実しており、大きなミュージカルや演劇も上演可能な文化施設である。ここでは、市民大学講座も開催されている。大垣市文化センタの大ホールが座席数600、音楽堂が300席と比較して、刈谷市の文化への取り組みの素晴らしさが推察される。

 トヨタの華美を求めず、質実剛健の経営理念が刈谷市の経営にも反映されている。大垣のように「水まんじゅうギネス挑戦」の乱痴気騒ぎで、英霊の護国神社に不敬を働くようなことはなく、神仏を敬えという経営方針が、刈谷市の経営にも浸透している。

 

「豊田綱領」と「大垣市基本理念」の差

 二つの理念の差は、志と感謝の念の有無の差である。大垣市の理念にある冒頭の「個性」は利己主義を表す象徴の言葉である。理念で掲げる言葉ではない。安全、安心、自立は、言われなくともあって当然の項目である。わざわざ理念として言うに及ばない。宣言する以上は、現在ができていないとの宣言である。「支援」というキーワードばかり表に出てきて、「自立」の項目が一番最後に記載されている。支援を前面に出す政治はおかしい。俺が頑張って個性と活力で大垣市を作り上げ、俺が弱者を支援するのだ、という傲慢さが感じられる。誰のお蔭で大垣が成立しているか、ご先祖、神仏への感謝の念が無い「大垣の理念宣言」である。

 「・・をめざします」と希望的観測で言っているだけである。「目指したけど、上手く行きませんでした」の言い訳が聞こえるような宣言である。「・・を努力します」という表現と同じで、「努力しました。しかしうまくいきませんでした」と同じ言い訳の言葉である「・・をめざします」は政治屋の「前向きに検討します」と全く同じである。成就は約束していないのだ。

 理念で宣言する以上、「すべし」とか「遵守」とかの断定形、命令形で記載すべきである。貼ったり剥がしたりする選挙コウヤクではないのだ。理念とは己の行動への戒めなのだ。

 大垣の理念は、経営理念として、どう大垣市民として行動すべきかの指針となっていない。欠陥理念である。小川敏氏の経営理念では、大垣市が衰退するのも故あることだ。小川敏氏が「大垣市のまちづくりの理念」を言葉の遊びとして作って10年で、その弊害がボディブローのように効いてきたようだ。言葉には魂が宿る。言霊である。

 

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 

大垣市のまちづくりの基本理念

  2009年3月6日制定(小川敏大垣市長の制定)

1.個性・活力  「飛躍」

 人と地域の個性を生かした活力あるまち。人と地域の個性を生かして、地域産業の高度化・高付加価値化と新産業の創造により、地域経済の発展と雇用の場を創出する活力あるまちをめざします

2.人づくり・共生  「輝き」

 人々が支え合い・助け合う子育て日本一のまち。人々が支え合い、助け合うことができる地域社会を形成するため、次代を担う人づくりを進めるとともに、子育て支援施策の充実した子育て日本一のまちをめざします

3.連携・協働  「安心」

 人々が支え合い・助け合う子育て日本一のまち。市民と行政が連携し、自主的な判断と責任に基づいて、市民の誰もがまちづくりに参画できる協働のまちをめざします。

4.安全・安心

 誰もが安全・安心でいつまでも住み続けたいまち。自然災害に強い安全なまちづくりを進めるとともに、市民の誰もが安心して、健やかに暮らし続けることができるまちをめざします

5.自立・安定

 効率的な行政経営により自立したまち。高度で多様化する社会需要に対応するため、効率的な行政経営を進めるとともに、地方自治新時代にふさわしい、自立し、安定したまちをめざします

 

2018-07-03  久志能幾研究所 小田泰仙  

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