「水まんじゅうギネス挑戦」予算が怪しい
900万円の水まんじゅうは誰が食べた?
2018年6月3日、大垣市は「同時に水まんじゅう食べさせ合いペア数」1513組でギネス世界記録®を更新したが、その税金をふんだんに使った予算には多くの疑惑が感じられる。大垣市長はその疑惑が市議会で提起されたのに、内訳の公開をかたくなに拒否している。
100周年記念事業の予算概要
大垣市が公開した「大垣市制100周年記念事業の概要について」によれば、「ギネスに挑戦」の事業には、700万円の概算事業費予算が計上されていた。それがいつのまにか900万円になっていた。
700万円の予算額は、平成29年12月18日付け記者発表資料(大垣市制100周年記念事業実行委員会事務局作成)による。平成30年6月11日の岡田まさあき市会議員の一般質問で、その数値は900万円に増額になっていた。
その予算を今回の実績を観察して下記に推定した。しかしどう多めに見積もっても460万円程で、概算事業費900万円との乖離が大きく、疑問が湧いてきた。残りの440万円程はどこに消えたのか?
予算の内容公開を大垣市長が拒否
2018年6月11日、大垣市会議会一般質問での答弁で、大垣市長は、「行政執行情報として非公開としている」と、木で鼻をくくったように答弁した。私の前の会社での親睦会の数万円の会計報告でも、きちんと報告がされていた。それが3億円余の全体予算も900万円のギネス挑戦行事の予算内容の公開がないのは、正気の沙汰でない。公費の使い道が公開できないのなら、不正を疑われても仕方がない。
なぜ2017年12月の当初には2億4千万円程であった予算が、2018年6月には3億1千万円になってしまうのか。なぜギネス挑戦の行事予算が当初700万円で、2018年6月には900万円になってしまい、その根拠がマル秘扱いで、なぜ、その事業の内訳が公開できないのか。
企業不祥事の原因
東芝、三菱自動車、タカタ、オリンパス等の企業不祥事は、東大出と言われるエリート達が、報告すべき情報の隠ぺいを繰り返し、信じがたい犯罪を隠していたことに起因する。その根本原因は、公開すべき情報を隠蔽して、正しい監査が行われないようにしていたためである。やましいことがないのなら、何故、大垣市長は、内訳を公開しないのか。犯罪があるのではと、疑われても仕方がない。「東大出等のエリートが経営しているから信用がある」という神話は、有名企業の不祥事続発で消滅した。監査すべき監査をせず、公開すべき情報を隠すから犯罪が起きる。上にいくほど、使う金が大きいほど、悪魔の誘惑は多いもの。
「ギネスに挑戦」事業費の推定の内訳(予算900万円)
水まんじゅう 120円 × 3250個 = 390,000 円
升 180円 × 3250個 = 585,000
升の印字 250円 × 3250個 = 812,500
名札 100円 × 3250個 = 325,000
ギネス登録料(ギネスHPより) 700,000
ギネス立会人渡航費用(ギネスHPより) 500,000
夜の接待費 100,000
会場設営費 500,000
柵の準備(会場設営費に含む) 0
フォークリフト(会場設営費に含む) 0
演台設置(会場設営費に含む) 0
仮設トイレ(レンタル) 100,000
拡声装置(レンタル) 100,000
名札バーコード費用 100,000
パンフレット費用 100,000
立て看板 200,000
司会者への謝礼 20,000 × 2人 = 40,000
ミス大垣への謝礼 20,000 ×1 人 = 20,000
審判用赤帽子 500円 ×100個 = 50,000
スタッフ(大垣市役所の人件費内) 0
合計 4,622,500 円
2018-06-22
久志能幾研究所 小田泰仙 HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
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