« サルにも取れるギネス世界記録® | メイン | 自己中節約家の小川市長、市民のお金は使い放題 »

2018年6月22日 (金)

「水まんじゅうギネス挑戦」予算が怪しい

 900万円の水まんじゅうは誰が食べた?

 2018年6月3日、大垣市は「同時に水まんじゅう食べさせ合いペア数」1513組でギネス世界記録®を更新したが、その税金をふんだんに使った予算には多くの疑惑が感じられる。大垣市長はその疑惑が市議会で提起されたのに、内訳の公開をかたくなに拒否している。

 

100周年記念事業の予算概要

 大垣市が公開した「大垣市制100周年記念事業の概要について」によれば、「ギネスに挑戦」の事業には、700万円の概算事業費予算が計上されていた。それがいつのまにか900万円になっていた。

 700万円の予算額は、平成29年12月18日付け記者発表資料(大垣市制100周年記念事業実行委員会事務局作成)による。平成30年6月11日の岡田まさあき市会議員の一般質問で、その数値は900万円に増額になっていた。

 その予算を今回の実績を観察して下記に推定した。しかしどう多めに見積もっても460万円程で、概算事業費900万円との乖離が大きく、疑問が湧いてきた。残りの440万円程はどこに消えたのか?

 

予算の内容公開を大垣市長が拒否

 2018年6月11日、大垣市会議会一般質問での答弁で、大垣市長は、「行政執行情報として非公開としている」と、木で鼻をくくったように答弁した。私の前の会社での親睦会の数万円の会計報告でも、きちんと報告がされていた。それが3億円余の全体予算も900万円のギネス挑戦行事の予算内容の公開がないのは、正気の沙汰でない。公費の使い道が公開できないのなら、不正を疑われても仕方がない。

 なぜ2017年12月の当初には2億4千万円程であった予算が、2018年6月には3億1千万円になってしまうのか。なぜギネス挑戦の行事予算が当初700万円で、2018年6月には900万円になってしまい、その根拠がマル秘扱いで、なぜ、その事業の内訳が公開できないのか。

 

企業不祥事の原因

 東芝、三菱自動車、タカタ、オリンパス等の企業不祥事は、東大出と言われるエリート達が、報告すべき情報の隠ぺいを繰り返し、信じがたい犯罪を隠していたことに起因する。その根本原因は、公開すべき情報を隠蔽して、正しい監査が行われないようにしていたためである。やましいことがないのなら、何故、大垣市長は、内訳を公開しないのか。犯罪があるのではと、疑われても仕方がない。「東大出等のエリートが経営しているから信用がある」という神話は、有名企業の不祥事続発で消滅した。監査すべき監査をせず、公開すべき情報を隠すから犯罪が起きる。上にいくほど、使う金が大きいほど、悪魔の誘惑は多いもの。

 

「ギネスに挑戦」事業費の推定の内訳予算900万円

水まんじゅう  120円 × 3250個 = 390,000    円

升       180円 × 3250個 = 585,000

升の印字    250円 × 3250個 = 812,500

名札      100円 × 3250個 = 325,000

ギネス登録料(ギネスHPより)     700,000

ギネス立会人渡航費用(ギネスHPより) 500,000

夜の接待費              100,000

会場設営費              500,000

柵の準備(会場設営費に含む)       0

フォークリフト(会場設営費に含む)    0

演台設置(会場設営費に含む)       0

仮設トイレ(レンタル)       100,000

拡声装置(レンタル)        100,000

名札バーコード費用          100,000

パンフレット費用          100,000

立て看板              200,000

司会者への謝礼   20,000 × 2人 =   40,000

ミス大垣への謝礼  20,000 ×1 人 =  20,000   

審判用赤帽子   500円 ×100個  =  50,000

スタッフ(大垣市役所の人件費内)       0

                   合計             4,622,500 円

1p1100717

2p1100722  2018年6月2日の準備風景  護国神社前を無造作に封鎖

2018-06-22

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

コメント

コメントを投稿