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2018年4月 6日 (金)

3-3.経営理念

・・・ 追求する価値観(あるべき姿)

  •  自然の摂理を尊重し、原理を踏まえた組織作りを目指す
  •  倫理を重視し、人間性尊重の企業を目指す  
  •  全従業員を勝利者にする
  •  エンパワーメントとチームワークの組織作りに挑戦する

 

 ネッツトヨタ南国の経営理念の根底には、「世のためのお役立ち」があり、「全従業員を勝利者にする」経営に尽きる。会社の目的は決して利益追求ではない。利益は後から、あわてて追いかけてくるのである。

 金を追ったら、金は逃げていく。金を求めるなら、人を求めよ、である。人こそが、1のモノを10にも100にも増やすことが出来る創造財である。いくら設備に金をかけても、人ほどの創造性は生まれない。

 

経済とは

 自然の摂理を尊重しないから破綻する。経済活動も自然の摂理を尊重しないから、社員が不幸になる。そもそも「経済」とは仏教用語で、「経世済民」の意味で、「皆が仲良くご飯が食べられる仕組み」ということを表している。ところが現在のグローバル経済主義では、1%の支配層が99%の富を独占し、99%の民が貧困層になり飢えに苦しんでいる。自然の摂理に反した経済活動である。

 

人間性崩壊のブラック企業

 成果ばかり要求して、多くの社員が鬱病に追い込まれ、毎年3万人前後の人が仕事で追い詰められて、自らの命を絶つ。その自殺者の内訳で、管理職、自営業が41%を占める。それが10年余も続く。40年前は、鬱病も自殺者も話題にも上らなかった。何かおかしい。

 

勝利者とは

 現在のグローバル経済主義では、1%の支配層だけが勝利者である。あとの99%が敗残者では、「経済」の名がおかしい。

 経済がギスギスして、コスト削減の圧力で、無駄の排除との名目で「余裕」までもが除かれ、職場から笑い声が消え、ため息ばかりの職場になってしまった。我々はそんな「経済」社会を追及してきたのだろうか。どこでボタンをかけ間違ったのか。その答えが、ネッツトヨタ南国の経営にある。

 

組織とは

 チームワークがなければ、10人いても10人のパワーしか出ない。それは単なる個人主義者の集まりである。組織として価値観を共有して仕事に取り組めば、10人の力が100にもなるのだ。

 

 

2018-04-04

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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