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2018年2月17日 (土)

衰退を「発展」と詭弁する大垣市

人口推移データで衰退を発展と詭弁

 2018年2月15日付「広報おおがき」は、人口推移グラフに騙し絵のような技法で大垣の衰退の現象を「統計でみるまちの発展」と誇示していた。これは詐欺的な表現で、市民に誤解を与える図である。小川敏氏になってから大垣市の人口は、上石津町が編入されて増えたにも関わらず減少し、人口密度が半減(過疎化率が倍増)した。大垣は、小川敏氏が大垣市長に就任してから衰退が始まった。

 

  大垣市という船が沈没しつつあるのに、「大丈夫、船は快調です(人口が増えて発展中)。客室で安眠していてください。今年は出航100年の大宴会を開催します」と真実の事(衰退)は乗客に告げず、船を脱出した韓国セウォル号の船長如きではないか。大雨が降れば基幹道路が頻繁に水没する。その治水行政を放棄をして、朝夕の道路渋滞の解消の道路行政の政策も立案せず、大垣市長は、間もなく多大な退職金をもらって船長の座を去る。大垣市が衰退したのは、大垣現市長が、船が沈没する方向に舵を急旋回(投資をせず節約ばかり、トンチンカンな政策)したために起きた事故である。市民や商店主は、大垣市の悪政に壁壁して大垣市から逃げ出したので、人口が減少したのだ。墨俣町、上石津町(約11,000人)を合併したのにも関わらず、人口減少である。

 下記は人口と単位面積当たりの人口密度の推移データである。国政調査のない年は、補完法で推定した。墨俣町、上石津町(約11,000人)の人口を除けば、大垣市の基幹部分は、2015年の国勢調査で、約12,000人(約10%)の人口減である。これを発展といえるか。

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グラフで発展していると見せかける細工

 大垣市が作成した下図のグラフでは、横の目盛り幅が途中で変えられている。大正7年から昭和60年迄が10年単位、それ以降が5年単位の目盛りで作図されて、この細工で、この百年でいかにも急成長しているように見せている。

 上石津町と墨俣町の編入を無視して統計されている。

 大正7年から平成7年迄の高度成長の有様が大きく図示され、小川市長が市政を担当した平成12年から平成27年迄が、印象が薄くなるように図示されている。現実は、小川敏市長になって人口増加に急ブレーキである。

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  2018年2月15日付「広報おおがき」より

 

大垣市長のモルヒネ的な経済政策

 大垣市長は、この人口減が分かっているから駅前商店街を潰してマンション建設、工場跡地を住宅地にして人口増の政策を推進しているのだ。人口を増やすためだけのため、周りの弱者連合でもよいから、町村の合併を推進している。農業が主体の過疎地の町村のエリアを増やしても、大垣の経済発展への寄与は少ない。これは麻薬のようなもので、一時的には人口が増えるが、商店街にマンションが侵入して、長期的には経済都市としての大垣の体力を衰退させる。市として金をつかう人だけ増やして、金を稼ぐ人を減らす政策なのだ。

 

主要産業の推移話題で肝心な話を逸らす

 大垣経済は、この5年で商業・工業に従事する人口は減少している(年率1%の減少)。それを主要産業の変貌の解説で真実を隠して、繊維産業から電子産業に変貌しましたと誤魔化している。どれだけ全体が衰退したかは、記述を避けている。

 この5年で大垣市の就業者で、介護・医療の従業員は40%の急増である。現実は、工業に対するインフラ(道路整備、駐車場整備、治水行政)の整備を怠っているので、工業も衰退しているのだ。

 

大垣市の未来

 このままでは、大垣の未来は年金生活者の要介護人ばかりになってしまう。人口が増えても、産業は衰退し、名古屋のベットタウンに成り下がってしまう。街の賑わいが消え活性化がなくなる。

 

デフレ時代はトップの頭が勝負 

 高度成長期はどの街も成長したのだ。大垣市だけが成長したのではない。平成になりデフレ経済になって、市長の経営手腕の差で、伸びる市と衰退する市に差が大きくなった。他の市は、アベノミッックスで経済が活性化しているが、大垣市は不況の嵐が舞っている。市長の頭の使い方の差が原因である。

 大垣市は周辺の町村を合併して、いかにも成長しているようだが、単位面積当たりの成長で言えば、衰退している。弱者の企業を吸収して図体ばかり大きくなった企業に似ている。売り上げは伸びても、一人当たりの収益性が落ちた衰退企業と同じである。収益体質が益々落ちている。

 デフレ経済でも才覚ある市長を頂く都市は成長し、必死に努力する市や企業がやっと現状維持で、並みにしか努力しない企業や才覚が無い企業が衰退していった。問題は、デフレ期にどれだけ成長したかである。知識はあっても智慧の無い市長が舵をとると都市は衰退する。大垣市がその例である。

 

大垣経済衰退の象徴

 つい最近、大垣駅前商店街に新しいお店が2店開店したが、両方とも飲み屋で、夜しか営業しないのだ。昼間のシャター通り化が益々促進された。飲み屋なら、メイン通りの表に店を構えなくても、一本裏の通りにすればよい。駅前の表通りの一等地に飲み屋が相次いで出来るようでは、その街は終わっている。次に開店するのはピンクサロンである。これが街の衰退の定石である。大垣経済衰退の象徴の現象である。

 

リーダーの使命

 リーダーは未来に種を蒔くのが使命である。大垣市の現リーダーは未来に負の種を蒔き続け、現在の衰退が始まった。それなのに、リーダーは百年の宴に酔い痴れている。

 

2018-02-17

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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