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2018年1月29日 (月)

人の命より「節約」を大事にする大垣市長

 2018年1月25日、26日、久しぶりの雪で朝の岐阜県下や大垣市内の道路が凍結して、スリップ事故で怪我人や交通渋滞での経済活動に影響がでた。

 国土交通省は道路という経済活動の生命線を維持するために、国道21号線に凍結防止剤をまいた。なぜ大垣市は、市内の道路に凍結防止剤をまかないのか。

 

 強い冬型の気圧配置が続いた影響で、岐阜県内は25日、積雪や路面の凍結によるスリップ事故が相次ぐなど、各地で影響が出た。

 県警によると、同日午前0時から午後3時までにスリップ事故は398件(うち人身事故が21件)発生し、21人が負傷した。

  2018年01月26日07:56  岐阜新聞WEB

 

問題点

 問題点は、降雪で市内の道路に凍結が予想された状態で、大垣市は、市内の道路に凍結防止剤をまかず、放置したことだ。その結果が、県下でスリップ事故は398件(うち人身事故が21件)発生し、21人が負傷した。大垣市内の事故件数は不明だが、岐阜市よりも3倍は積雪のあった大垣市の被害は大きかったはずだ。大垣市は県下一の工業都市である。その分だけ車の交通量も多い。スリップ事故の多くが大垣市で発生したと推定される。

 岐阜市の近くに住む知人の話だと、当日の朝、国道21号線で大垣に通勤してきたが、国道21号線は凍結防止剤が撒かれて通行には問題がなかったが、大垣市内に入ったら路面が凍結のためツルツルで、恐ろしかったという。大垣市内は大渋滞だった。凍った路面は凶器である。人が滑って転び打ちどころが悪ければ生死にかかわる。

 

真因

 大垣市は年間、数日間は必ず雪が降り、朝、路面が凍結することが長年の経験で分かっている。それが分かっていながら何故、無為無策で、毎年、市内道路の凍結を放置しているのか。国土交通省は国道21号線には、翌朝、凍結が予想される場合は凍結防止剤をまいている。大垣市は、市長の節約方針で、市内の道路には凍結防止剤に金を使わないのだ。スリップ事故と大渋滞の真因は、人の命の安全、大垣経済活動が阻害されることよりも、大垣市長の「節約」方針で、凍結防止剤に金を使わないことなのだ。

 金を節約するだけなら単なるケチだが、使うべきことに金を使わないのは吝嗇である。それは行政として市民の命を危険に晒す犯罪行為である。その考えによる一環による長年の政策が、大垣経済を衰退させた。長年の吝嗇の蓄積で、大垣市は衰退の一途である。大垣市内の路面の凍結は、大垣市長の考え方が真因である。大垣市長は、節約と投資の区別ができない。人の命の安全確保と、経済活動阻害の要因を排除するために、凍結防止剤に金を使うのは、市民の安全と大垣経済活動の保全への投資なのだ。凍結防止剤の無い時代ならともかく、文明の利器の凍結防止剤を使わないのは、現代生活で蝋燭生活をするようなもの。

 大垣市は、市民の命の保全には金をケチっても、大垣新市庁舎建設には、岐阜市新市庁舎よりも5割も贅沢な金を使う。岐阜新市庁舎建設が争点であった岐阜市長選が終わった。その行く末を注目したい。

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  大垣市内 2018年01月26日08:46

 

2018-01-28

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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