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2017年10月15日 (日)

大垣行政が子育て世代に嫌がらせ

状況

 大垣城公園の西側の道が平成27年1月より全面駐車禁止となった。今まで50年間、何の問題もなく大垣城公園を訪れる家族連れの無料の駐車帯として使われてきた。それが駐車禁止となった。

 

問題点

 大垣城公園では子供を連れた家族連れが、ブランコや滑り台、ジャングルジムで子供を遊ばせている。微笑ましい風景である。青少年がボール遊びに興じている。その家族は、市内の遠くから育児車を乗せて、楽しみにやってくる。それが駐車禁止となり、有料の駐車場に停めないと検挙される事態となった。

 「(10月1日、)大垣公園では、ダンボールの積み木、巨大ジェンガやふれあい動物園などがあり、家族連れなどが大盛況でした。(中略)子どもの笑い声にあふれ、安心して子育てができるまちづくりを、さらに進めてまいりたいと思います。」(2017年10月15日付『広報おおがき』小川敏大垣市長の「かがやきメール」より 

 子育て世代は、数百円の駐車代でも大変である。つい最近までは無料であったのに、なぜ有料になるのか。親は駐車違反でびくびくし、子供は笑い声に溢れ、いつか親は駐車違反で検挙されて反則金に泣く羽目となる。

 

駐禁になった経緯

 伝聞では、一クレーマーが、「公園の出入り口からの子供の飛び出しが危ないので駐禁にせよ」と言ったらしい。噂ではこの道路沿いの住民が、家の前に停めているのが己の都合が悪いので文句を言ったとか。真実は不明で憶測でしかない。事実は全面駐車禁止になったことだけ。

 クレーマーとは己の利益だけを考えて文句を言う。市民全体の利益は全く考えない利己主義者である。

 

行政の対応の疑問

 なぜ大垣市はもっと全体的視野で物事の対応ができないのか。公園の出入り口からの子供の飛び出しは、その土手の高さから、見えないわけがないし(図1、4)、どうしても必要なら、入り口部だけ三角ポールを立てて駐禁にすればよいだけである。側道で一方通行だから車の通行は極端に少ないし、道幅も広い。全面駐禁にする必要は全くない。理不尽なクレーマーの言動に右往左往するのでは、「市民の幸せなど全く考えていない事なかれ主義の役人」と言われても致し方なかろう。出てきた問題を、市民の立場でどう解決するかが、見識ある行政マンの勤めである。単なる利己主義のクレーマーの言動のことを、そのまま聞くなら新入社員でもできる。行政の経験不要である。隣には検察庁の敷地があり、休日はだれも車を停めていないのだから、それを有効活用すればよいではないか。全て市民の財産としての敷地である。もっと知恵を出して欲しい。

 事なかれ主義、市民の幸せなど知ったことではないとのお役人なら、お役人ファースト主義で、今回の対応となってしまう。それで大垣市民の幸せに貢献できるのですか。このような対応では、小川敏大垣市長の口癖の「子育て日本一の大垣を目指す」と言う言葉に疑問を感じる。善処を期待したい。

 

図1 H27年1月10日より全面駐車禁止の表示

図2 駐車違反覚悟で駐車の家族連れの車 2017年10月14日(土)

図3 駐車違反覚悟で駐車の家族連れの車 2017年10月14日(土)

    ほとんど車は通行しない。

図4 大垣公園でベビーカーの家族連れ  2017年10月14日(土)

図5 大垣公園で子供を遊ばせる家族連れ 2017年10月14日(土)

図6 大垣公園で遊ぶ青少年       2017年10月14日(土)

図7 大垣公園             2017年10月8日(日)

図8 すぐ横の検察庁の敷地。      2017年10月14日(土)

    休日はだれも停めていない。市民に開放すればよい。

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2017-10-15

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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