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2017年10月29日 (日)

人生の便り

 食が体を作り、縁が人生を創る。食の排泄物が、体の健康状態と食の正悪を現し、運命が出会ったご縁の正悪を示す。

 

食生活の乱れがポリープの原因

 2009年ごろ体調を崩したため、病院で検査を受けたら大腸ポリープが出来ており摘出手術をした。5個のポリープが出来ており、その4個までは良性の腫瘍であったが、そのうち1個が悪性と良性の中間の腫瘍であった。当時、会社の合併後のドタバタで業務上で精神的に追い詰められて最悪の状態であった。食生活も良くなく、その結果として大腸ポリープに罹患したようだ。当時は便通も悪く、排便後に紙で拭いてもなかなか汚れが取れなかった。精神的に追い詰められて一時的に鬱状態にも陥っていた。

 そのままでは将来、大腸がんになるとの恐怖から、生活習慣と食生活を反省して、バランスの良い食事として、野菜が多くし肉食が少なくして、間食を少なくした食生活に変えた。それからは、気持ちのよい便通となった。現在は、便通もよく、紙で拭いてもほとんど汚れがつかない状態である。栄養過多の、野菜の少ない西洋式の食事を多く取れば、便秘、大腸ポリープ、大腸がんになりがちなのも自然の理である。

 

悪縁の穢れが不運の原因

 悪縁に取り巻かれ、それの消化をする羽目になると、人生の行動の成果(排泄物)である運勢が悪くなるのは自然の成り行きである。消化に時間のかかる喰えない輩と付き合うと、その悪縁の穢れをとるのにエネルギーを使い、人生を正しく歩めなくなる。結果として病気や事故との遭遇である。人のご縁の選別には、厳しい人物鑑定が必要である。孟母三遷はその典型の故事である。

 私は「信用金庫」という人物鑑定手法で、人を観察して、これはと思ったら躊躇無く交際を絶つようにしている。お陰で悪縁の人との付き合いを無くすことができた。今まで危ない目にあってきたが、早めに縁を切ってよかったと思う事例が数多くある。

 良き師を探すのも大事であるが、悪縁に捉まらないようにするもの大事な人生を歩む心得である「人生は悪手の山の中を歩いているようなもの」とは将棋名人の米長邦夫氏の言葉である。我が家の家系図を俯瞰して悪縁に捉まって不幸になった親戚が多いのを見て、上記の事例を再確認している。特に嫁がその家を潰した例が多く見受けられるのが哀しい。

「信用金庫」という人物鑑定手法

  自分は財閥□□家の「信用金庫」頭取である。この世で一番価値のある財産は「信用」で、これがたまらなければ、お金もたまらないし運命は拓けない。なおかつ自分の人生目標が実現できない。自分の志は、一人だけでは達成できない。その達成のためにご縁を得る交通手形が「信用」である。

 人が死を目前にしたとき、納得できる人生であったと思えるのは、交友関係の厚さではないか。多くの人が近づいてきて、離れていく。一体何人の人が残るのか。それが生きざまの証である。多くの恵みを多くの人に与えて、数パーセントの人が残る。その数パーセントの人が人生の宝である。その蓄財を決めるのが「信用」である。

 カナダの実業家キングスレイ・ウォード氏は『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』(城山三郎訳 新潮社刊1987年)の中で、「ビジネス」を次のように定義した。

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

  Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken, damn hard to put back together again to its original form.

   “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

ビジネスとは信用

 この「ビジネス」という言葉は、「人間関係」すなわち「信用」の意に置き直される。茶道の「一期一会」にも通ずる言葉である。人との付き合いは大きな財産である、その価値を高めるためには、信用を守ることが最優先だ。そのためには、小さな約束を確実に果たすことが最優先である。なにせ、大きな約束は嫌でも守らざるを得ない。例えば、大金の貸し借りに事故は少ないが、 100円とか1,000円の金の貸し借りでは、とかくルーズになりやすい。この小さなお金が、その人の信用を傷つける。この100円の借金は10万円より大きいと認識することが、人生の信用という蓄財になる。自販機のコーヒ等のため100円を借りるくらいなら、返し忘れを考慮して我慢すべきだ。それより奢ってもらったほうが、よほどスッキリする。小さいことの約束の実行の可否が、大きな約束を果たす練習となる。

 お金に無関係の小さな口約束を守ることが、信用という財産を増やし、その金利を上げる。小さい約束を確実に守ることは、その人の事務処理能力が高いことも示し、信用度の指標として高い相関関係にある。一事が万事である。だから、この小さな口約束をどれだけ実行してくれるかも、私が人を評価する基準の一つにしている。「こんど一緒に飯を食おう・・」等の軽い口約束を守る人は、実に少ない。特に酒の席での約束を重視する人は、皆無に近い。だから、外交辞令まがいの挨拶を乱発し、口だけ調子のいい人とのお付き合いは、避けるべきた。心にもない外交辞令は、「信用金庫」の不渡手形である。不渡りを出すようでは、「信用不安」である。 他人に厳しくする以上は、それ相応に自分自身の言動に厳格さが求められる。この心がけが己の人生を護る。

 

2017-10-29

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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