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2017年10月28日 (土)

学問の神様から商店街再生の助言

 2017年10月24日、久留米の真島消化器クリニックで診察を終えた後、太宰府天満宮にお参りに出かけた。現地に15時30分ごろ到着をした。西鉄太宰府駅のすぐ前から、天満宮の門前町が広がっていて、至極便利な場所である。博多からでも電車で35分ほどの距離である。

 平日の夕刻なので、人出が少なくゆっくりお参りできると思ったら、全く想定を裏切られた。外国からの団体の観光客で大混雑なのだ。チャイナ、コリアからの団体客の集団の氾濫である。たぶん、日本ツアーの一環で、当日最後の見学地として天満宮を訪れ、近くで宿泊するのだろう。博多で宿泊しても近い。チャイナ、コリアからはフェリーでも飛行機でも、至極便利な場所にある太宰府天満宮である。

 太宰府駅から門前町を通って天満宮本殿まで、徒歩でゆっくりと歩いて15分ほどで到着した。その間、回りは近隣諸国の外国語の大声で騒々しい。それでも手水の場では、騒々しい近隣諸国人はガイドにその意味を説明されて、おとなしく手を洗っていた。韓国は受験地獄の国である。その為か、その観光客が学問の神様の太宰府天満宮様に合格祈願なのか真剣にお参りをしていたのには感心した。

図1 門前町の混雑

図2 天満宮への道

図3 手水場

図4 天満宮本殿

 

天開稲荷社

 天満宮本殿から500m先に天開稲荷社が位置する。そこまではかなりの上り坂になっているので、外国の観光客の団体も来ないので、静かに参拝が出来て良かった。天開稲荷社のすぐ横の小道を少し上ると、奥の院がある。そこにもお参りをして下山した。

図5 天開稲荷社

図6 天開稲荷社奥の院

 

筆の供養塔

 書道に興味があるので、天開稲荷社にいく道沿いにある筆の供養塔に思わず目が釘付けとなった。流石に学問の神様菅原道真公をお祀りした神社である。菅原道真は書道三聖として崇められ、書道の神様として信仰されている。筆塚は使い終えた自分の筆に感謝して納める場所で、七夕揮毫会の表彰式の日、筆塚祭が斎行される。

図7 筆の供養塔

 

天満宮門前町商店街

 魅力あるお店が軒を並べて盛況である。何処の入ろうかと迷うほどである。お店を選ぶ楽しみも、この種の観光の楽しみである。

 天満宮の参拝の帰りに、御餅屋さんの二階の喫茶室で休憩して太宰府市名物の梅ヶ枝餅と抹茶セットを頂いた。アツアツの梅ヶ枝餅が美味しく、真島消化器クリニックからは禁止されている餡入り御餅を、それもお代わりまでしてしまった。お餅の外側はパリッと香ばしく、内はもっちり、あんこの塩加減が絶妙で、素朴さの中に上品さが感じられた。病みつきになりそうな味である。

図8~11 天満宮門前町商店街のお店

 

学問の神様の声 --- 商店街再生に向けて

 大垣八幡宮の境内にも、天満宮の「支社」(?)として大垣天満宮のお宮が鎮座する。私も毎日、散歩の途中で寄って学問成就をお願いしている。その学問の神様天満宮からのヒントを今回の旅で得た。

 

魅力ある商店街への再生

 大垣駅前商店街の再生は、魅力ある集客力の高い目玉商品の再発見と商店街の魅力を上げれば、可能だと思う。そのヒントが太宰府天満宮の門前街の商店街にあった。大垣市の観光の目玉商品とは、大垣城や奥の細道関係の歴史遺産が豊富ある街である。観光施設までの道中に、門前町のような魅力ある商店街があれば、繁盛して大垣駅前商店街の再生になると思う。今は、入りたくても、そんなしゃれたお店が皆無に近い。現在の大垣駅前商店街のお店は、店舗デザインやショールーム的なセンスに欠けている。そのためお店に入るのも躊躇されるお店も存在する。きちん専門家にデザインをさせて、魅力ある店舗の設計と再構築が必要である。

 

多数の外国観光客を取り逃がし

 現在でも、大垣には外国人観光客が大勢宿泊している。大多数は、関空で降りて観光し、バスで大垣などの中部地区の地方都市の泊まり、翌朝、東京に向けて観光にでかけ、成田・羽田から帰国する。またその反対のコースもあるが、やはり途中の中部の中継地点で宿泊する。大垣を訪れる外人観光客は多いが、大垣市の宣伝が下手なので、大勢が素通りである。大垣市役所は大事なお宝を取り逃がしている。大垣市が運営している元気ハツラツ市みたいなピント外れの客寄せ行事では、客の落とすお金は、すべて市外、県外の業者に流失してしまう。ますます商店街が寂れる一方である。元気ハツラツ市は、納税者の為にならないお役所仕事の典型である。行政の失敗事例の「行政の失敗遺産」として登録をすべき産物である。

 

学問無くして市の発展無し

 学問をしないお役人根性の頭では如何ともしがたい。40年前は頭が良く日本の最高学府を出ても、大学を出てから学ばないから、謙虚さを失い、頭は錆びつき聞く耳さえないオツムのお役人に成り下がる。それでは、市民が被害を受けることになる。もっと目を外に向けて学べと言いたい。豊田佐吉翁曰く「障子を開けて見よ。外は広いぞ」

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2017-10-28

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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