大垣市お役人の心得
(一般のお役人にも通じるが、大垣市お役人はその症状が特に顕著)
日本の役人は、この信条に反する役人に変貌して欲しい。こんな役人がはびこれば、日本が沈没する。日本は長年の政府の誤った財政行政で、デフレが続き、無策の20年が過ぎている。行政のやり方いかんで、日本も大垣市の発展も衰退もある。これが原因で、大垣駅前商店街は沈没した。大垣市長の責任は重大である。倒産やリストラの危機と背中合わせで、過労死寸前で必死の努力をしている民間企業では、こんなことでは自滅である。自分の人生で、これに類したことをやっていないかを、人生の反面教師として、自身の行動を見直したい。他人に厳しく自分に甘い人間は、ついつい「お役人の横道」を選びがちである。
役人は生活保護者たるを旨とすべし
何かが変わって、位置づけが変わると、生活保護資格が無くなると同じと考えられるから、極力、何事の現状を変えないようにすること(この話は武田武彦教授(中部大学)ブログへの読者の投稿の話しからヒントを得た)。この道を精進すると、ゆでガエルが出来上がる。
入ったお金(税金)は全て使え。
余らして貯金の出来るようになると、減税を請求される。それでは美味しいもの原材料がなくなる。自分たちが計画して予算を取ったら、必ず全部使ってしまわなければならない。余らしたら、予算作成のいい加減さを追及されて翌年の予算確保が難しくなる。
その昔、お国から委託された仕事に担当させられたことがある。その時の上司からの至上命令は、「取った予算を絶対に余らせるな!」。
癒着を旨とせよ
新し業者を探したりすると、今までの業者との話を最初からやらねばならないので、仕事が増える。定時に帰れなくなる。癒着ある議員から突き上げを食らう。今までの業者に丸投げが一番楽である。自分の懐は痛まない。紹介した市会議員から刺されることを避けよ。
100円ショップを旨とせよ
安ければよい。品質は知ったことではない。大義名分は大垣市長の好きな節約。節約して市民が困っても(顧客満足落第)、知ったことではない。
森市長時代に3,000万円で造った堅牢な造りのトイレを、軽薄な提案を受けて江戸風の外観のトイレに作り直した(水門川沿いのトイレ)。それが約半額の費用で作り直された。一見、見栄えは良いが安っぽい風体である。安くしたため、排水工事等能が手抜きをされ、頻繁に汚水が詰まって汚い。大垣城内のトイレも汚い。日本中でこんな汚いトイレはない、と市の観光施設の担当者が言っている。O157等の病原菌の繁殖が心配である。観光都市の大垣として、大垣の恥さらしである。トイレの汚い企業で、業績の良い企業はない。イエローハットの社長(元)は、率先してトイレ掃除をしている。
人間性無視のトイレ
水門側沿いの江戸風の造りのトイレ(数か所)は、横に駐車帯がない。トイレのために少しの間の駐車でも、駐車違反でよく検挙される。あるお客さんが駅前のお菓子屋さんでちょっとトイレを借りたら、その間に駐車違反の切符を切られたと泣いていた。市は市民を困らせて喜んでいる。駐車違反を検挙する前に、駐車場の整備が先である。仕事のやり方が本末転倒である。
市民の頼みは断ることを旨とせよ
民間がプロジェクトに金を出して欲しいと言ってきたら、「大垣市は金がないんですよ。教育の予算がないんですよ。我々は市民の税金を預かっているので、特定の団体だけには予算は出せないんですよ」と言え。他市の人や特定の業者だけが儲かる元気ハツラツ市には毎年1800万円を垂れ流し。
私が市役所の教育関係の長に面会をして、「奥の細道」の文化関係の資料を出版したいが、金銭的な負担は私で対応するので、他の面で援助してもらえませんか」と相談を持ち掛けたら、「大垣市は金がないんですよ。そんな仕事の申請書類を作るだけでも、膨大な工数がかかるのですよ。あなたも分かるでしょう」とケンモホロロに拒絶された。2017年の夏の話である。金がないなら、金を作るのが長の役目である。やる気がないから、たとえ金があっても何もしない。これがヒラメ根性である。何もしなくて、平穏無事で無能な役人が偉くなる。やる気を出すと出世できない。
無責任を旨とせよ
ウィーンの音友協会に市のクライアントとして訪問するために、大垣市役所に紹介文を書いてもらうことをお願いして、担当課長は快諾してくれた。しかし担当者が、さぼって仕事を放棄した。ウィーンに出発の前日に、担当者に紹介文を受け取ろうと訪問したら、休暇を取っていて不在だった。仕方がないので、自分で原案をつくり、自分で英訳をして、2017年4月17日にウィーンに飛んだ。
のらりくらりを旨とせよ
数年前、大垣市立図書館学習室で、私文書を窃盗された。犯人は図書館職員であったのを目撃したので、後日、知人の元校長先生に同行してもらい、大垣市立図書館長と図書館副館長に面会を求め、事実確認をした。館長と副館長は事実を認めたが、その後の対応がのらりくらりで、話にならないので、我々二人は呆れて退散した。当日の会話内容は、全て録音した。イザとなったら、裁判に訴えることも辞さない。私文書窃盗は憲法違反である。
クレーマーの声を優先すべし
大多数の市民の利便性よりも、己の利益だけを言うクレーマーの大きな声を聞いた方が、市民に言い訳が立つ。変な正義感を持たないこと。
50年間、何の問題もなかった大垣城公園の側道の無料駐車帯が、一クレーマーだけの利便の為に、駐車禁止となった。遠方の子供連れの親は、子供を遊ばせるために、車で来れなくなった。子供連れの家族の幸せを、台無しにしている。子育てで大変な世代は、数百円の駐車代の出費も大変である。そんな世代をいじめて何が子育て日本一なのか。
大垣城公園の内部の拡張をしたが、同時に公共の駐車場の整備をしなければいけないのに、単に無料の駐車帯を駐車禁止にしただけで胡麻化している。仕事の順序がちがう。車社会が理解できていない、昔のままの思考回路の役人で、職務怠慢である。
嘘の大本営発表を旨とせよ
元気ハツラツ市で、大本営発表では、お店の売上倍増であるが(実行委員長談)、実態は、トータルで商店街の売上減少である。嘘の発表である。
元気ハツラツ市で大本営発表では毎回人出は、3万人~5万人だが、専門家にいわせるとせいぜい1万人(その内、3割は関係者)だという。私も十万石まつり、大垣まつり、元気ハツラツ市の状況写真を2000枚以上撮り、それと比較して検証しても、3万人~5万人の人出との発表は嘘であると確信した。
事なかれ主義を貫くこと。
新しいことをして、失敗すると火の粉が飛んでくるから、何もしないこと。
問題があっても、現状がなあなあで行っているなら、手出しをしない。
お役所は困らない。手を出すと己に火の粉が降りかかるから。その街を地域のボスが取り仕切っているなら、手を出さない。ボスを通さずの陳情は、たらいまわしで、追い返せ(実話)
問題提起には、引き延ばし作戦を
市民から問題提起をされたら、調査費の名目で予算をとって引き延ばせ。郭町の活性化予算を計上して20年程、ちんたらと調査を続けているが、調査中ということで、テナントが入りづらいので店子候補は敬遠する。だから、益々街が寂れていく。テナントに入って、都市計画でビルが壊されたら、店子はやっていけないのだ。だからテナントに誰も入らない。
ヒラメに徹すること
上に睨まれたら、左遷させられる。仰せの通りで、過ごせば日の丸親方で、定年まで大過なく過ごせる。上が威張っているのだから、自分も見習えばよい。
たらいまわしを旨とせよ
変に義侠心を出すと失敗する。減点主義の役人の世界では、そんなことをしてはいけない。ある人は、交通関係の申請で3カ所をたらいまわしされ、挙句にダメ出しをされたとか。
合理化、倹約、効率化などもっての外とせよ
ある団体に支給した助成金が臭くても、予算を余らせるよりはるかによいので、追及しない。誰も困らないのだから。ネコババされても、役人の懐が痛むわけではない。
やることに意義があるとせよ。当初の目的は忘れよ
元気ハツラツ市は大垣駅前商店街の活性化が目的だが、活性化には逆効果でも、予算もあるし、建前の人出は多いし、利権もあるようなので、中止はもってのほか。その結果、大垣駅前商店街の売り上げが減り、61%が閉店した。
前言撤回を旨とせよ
大垣市長選の四期目には、「次の選挙には出ません」と宣言していて、それが前言を翻して出馬して当選。「五期はやらない」と言っていて、選挙直前に大手の企業を回り、根回しをして、出馬した。大手の企業の承認をとり根回しがすんでいるので、対抗馬は出られなかった。任期満期なら20年間の長期政権。あまりに長い。長期政権は、腐敗、癒着が危惧される。
市の施設は現状維持を旨とせよ
大垣城ホールが、国の施設でいじれないとかの言い訳で放置されている。他の用途に考えれば、もっと大垣市の活性化になるが、中途半端に放置されている。駐車場にするか、高層のもっと大きな建屋にして、駐車場も完備すれば、良くなるが、現状維持で何もしないのがお役人。
市長懇談会は、形式的にすべし
13年前に市の商店街の若手だけを集めて、大垣市長懇談会が開かれたが、うるさい人は呼ばれもしなかった。若手では何も言えない。それ以降は、市長懇談会は開かれていない。市長曰く「今はその時期ではない」とか。聞く耳を持たない人間は堕落する。
2017-10-10
久志能幾研究所 小田泰仙 HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。
コメント