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2017年9月 5日 (火)

老いてからの心構え

・子供にこうして欲しいと思うな

 息子には他人の女が付いている。息子には息子の人生がある。

   息子は昔の己の姿。子は己と同じ過ちを経験して成長していく。

 温かく見守ろう。

・今日は、今日のことを仕上げよ

 過去は胸にしまえ。今日が最期の日と思え。

 明日があると思うな。今のうち。一日、一生。一瞬、一生。

 人のことを構っている時間はない。

・人の長所だけを見よ

 意識して探さないと、欠点だけが目につく。

 成長がないと視野が狭くなり、長所が見えない。

 見えてくる人の短所は、昔の己の姿。 

 一段上からの視線で、佛様の視線で物事を観よう。

・心を健康に保て

 体が健康でも、心が病めば、生きた屍である。

 健康でなければ幸福はない。

 「健」とは体の状態、「康」は心の状態。

 体と心が共に健康でなければならない

・老いを受け入れよ

 自然に逆らうとは神佛に逆らうこと。自然体が一番よい。

 生あるものは生老病死。今更つっぱっても大人げない。

 死ぬときは、死ぬのが良い。己が死ななければ、若手が育たない。

 老いなければ見えてこないない世界がある。65歳で64歳の非を知る。

 その非が見えるようになることは、素晴らしいことだと認識しよう。

 長く、組織に長の座にいると周りが見えなくなる。周りが本当のことを言えなくなる。周りの陰の悪口を仏の声として受け入れよう。それが受け入れなければ、耳が聴こえないという老害である。どんな優秀な人でも、老いは避けられない。まだは、もうなり。

・消費をして日本経済を活性化せよ

 あの世にお金を持っては逝けない。老人にできることはお金を使うこと。消費は世の為人の為。消費は人の為ならず。お金を使えば、経験というお宝が自分に帰ってくる。お金を使わないから、知恵がつかない、人が去っていく。自分に投資しないと、老いてからの人生が惨めである。ガソリンが満タンもまま、人生飛行の着陸では、ハードランディングになってしまう。時には遺族が大炎上である。美しく優雅に着陸すべし。老いは、人生飛行の着陸態勢である。

馬場恵峰師の講演をもとに、記述しました。

2017-09-05

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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