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2017年9月 2日 (土)

インプラント 41(ご縁)

3.41 御仏の導きによるご縁

 インプラント手術のキャンセルのきっかけには、朝の散歩でご縁ができた南園堂の世話人からの電話であった。この人とは朝の散歩の関係で知り合い、家のリホームをお願いしていた。以前に私のインプラント手術を話したら、手術の直前にインプラント事件を特集したTV番組を見て、心配して私に電話をしてくれた。前からインプラントには一抹の心配があったが、理屈の上では問題ないと判断していたので、そのままになっていた。この電話は私の迷っていた背中を押してくれた。これは御仏の導きではないかと思い、ひとまず手術をキャンセルした。ンプラント手術2時間前の当日のこと。今にして思えば御仏のご配慮である。

 

南園堂の世話人とのご縁

 今の自分が直面している課題(縁)に思い巡らせながらする朝の散歩は、頭の活性化につながるのか、様々な考えがわいて来る。人生とは旅である。そこで出会う縁をどう解釈するかが、人生の分かれ道ではないかと思う。縁をご縁にするかどうかの経営判断をするには最適の朝の「四季の路」の旅でもある。

 朝の散歩は、2010年9月末に、38年間(37年5ヵ月)勤めた会社を定年退職し、故郷の大垣市に活動拠点を移してから、朝の日課として「四季の路」を歩いている。「四季の路」は、大垣市が俳聖松尾芭蕉の『奥の細道』の旅で詠まれた俳句の碑を市内中心部の水門川沿いに建立し、「ミニ奥の細道」として整備した遊歩道である。毎朝5時半に起床して、仏壇の前でのお勤め後、日の出に合わせて散歩に向かう。自宅から徒歩10分(820m)の距離にある八幡神社と南園堂でお参りをして、そこから「四季の路」を散策して住吉燈台に向かい、住吉神社、市中央部の大垣公園、濃尾護國神社、大垣城、四季の路を通って帰宅する。自宅から住吉燈台まで約25分、往復で1時間弱、道々、芭蕉『奥の細道』の紀行で詠まれた俳句の碑を横目で見ながらの「ミニ奥の細道」朝の旅である。

 

南園堂とのご縁

 この道中の途中にある南園堂は、興福寺(奈良市)の日本で唯一の別院である。年1回開催されるお寺の不空権羂索観音様のお祭りには、興福寺の管長様以下6名の僧侶がお見えになりお勤めをされる。同堂の延命地蔵菩薩のお祭りには、副管長様が見えて読経のお勤めをされる。その後、奈良などでは簡単にはお会いもできない副管長様と親しくご一緒にお昼の会食をいただくご縁があった。今回の南園堂の世話人の役員さんからの電話は、そんなご縁でのお告げと解釈した。

 

大悲禅院の住職とのご縁

 このお寺は、大垣城の南東鬼門の守護寺のご住職(当時、70歳)で朝の散歩のとき、たまたまお会いできて、立ち話で伺ったこと。

 「昨日(10月13日)、「大垣せんべい」をかじったら歯が折れた。インプラントを考えたが、先日のインプラント特集テレビ番組を見て、恐ろしいと感じた」

 このお寺には、大垣藩初代藩主の戸田氏鉄公が入部されたとき持参された秘仏が安置されている。年2日間のみ、この秘仏がご開帳されてお参りができる。昨年、私は初めてお参りをさせていただき撮影の許可を頂いた。このご住職様との今朝の会話も、本資料執筆中のことで、不思議なご縁の賜物であった(2012年10月14日早朝)。この御住職様とは過去2年間でも数回しか、朝に出会うことはなかった。この日もいつものように、朝の散歩の途中でお参りに寄らせていただいた。そのご縁のお陰であるかと思う。ありがたいこと。この御仏の導きの巡り会わせで、インプラント手術を避けることができたのかも知れない。合掌。

   

大垣せんべい(日本のお菓子)

 大垣せんべいは150年前の創業当時(幕末の安政6年(1859年))のままの製法で作られており、材料に卵を使っていないため、その硬さは日本一と思われる。その味は美味で、一度味わうと病み付きとなる。私の好物の和菓子のひとつである。大垣の3大銘菓のひとつである。150年前の製法そのままで、変な添加物は入っていない良質な和菓子である。食べ過ぎの危険もなく、コーク類を飲まねばならない味でもなく、健康を考えた場合、この種のお菓子が日本人には最適である。

 

欧米の菓子類

 欧米の肥満の原因のひとつが、ポテトチップスに代表される脂っこい菓子類で、それにあった砂糖の大量に入ったコークを飲まざるを得ない習慣である。私も米国で食事をして2週間ほど過ごした時期、最初は飲めなかった1リットルのコークが、後半は平気で飲めるようになった。これが健康によい訳がない。甘い清涼飲料水は虫歯や歯周病の原因にもなり、歯を失うことになる。そしてインプラントのお世話になるのである。欧米人は肥満体が多く、それが原因で日本人よりも平均寿命が短いと推定される。それ故、インプラントの長期間の影響はあまり考えなくてもよいのかも知れない。

 

図1 四季の路の終着 住吉燈台

図2 南圓堂 大垣市

図3 南圓堂 南園堂での読経  興福寺の副管長様

図4 南園堂延命地蔵菩薩前での厳経

   僧侶は奈良市・興福寺の副管長様  2011年8月24日

図5 大悲禅院 大垣市

 

2017-09-02

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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