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2017年8月 2日 (水)

洗脳教育の恐怖

 少しずつ、言葉巧みに毒を頭の中に沁みこませて行く。新興宗教団体が行う信徒獲得の手段である。それに染まると、長期間に亘ってもその洗脳教育が解けない。オウム真理教のサリン事件から17年たっても、その洗脳が解けなかった信徒が2014年に逮捕された。その洗脳の恐ろしさが再認識された。子供の幼年期における親の教育の大事さと、ブラック企業での洗脳教育、新興宗教での洗脳教育の恐ろしさを対比して考えたい。

テレビでの洗脳教育

 日頃でもテレビの痴呆番組、グルメ番組、ファーストフード・医薬品の広告の氾濫で、知らず知らずに頭が洗脳され汚染されている。ポテトチップをつまみ清涼飲料水を飲みながら、テレビを見続けるとテレビ痴呆信徒にされる。それが認知症の予備軍となる。昼から刑事ドラマで、毎日人殺しのテレビドラマが氾濫している。これでは凶悪犯罪が頻発するのも当然である。くだらない芸能人のよろめきゴシップで、日本人の品格が落ちるのも故あること。無料でテレビが見えるのは、健康を無視した金儲けという企業の悪魔が裏に潜んでいる。タダほど高いものはない。

地域、国の洗脳教育

 米国の銃の乱射事件が起きると、立て続けに同じような事件が頻発するのも、洗脳教育と同じ作用がある。犯罪が頻発するハーレムに育った子供が、犯罪に走るのに抵抗がないのも、同じ洗脳教育である。2015年12月の韓国人の靖国神社爆弾事件も、韓国政府が50年間の反日教育をしてきた「成果」である。柔軟な脳の発達期に反日教育で洗脳すれば、畜生の仕業をしても、国中で賞賛の声が満ちる国と成り下がる。反面狂師として興味深い狂育成果物である。人は、数多く見た通り、教えられた通りの人間になる。良きことを多く見ればよき人生が、悪いことばかりに取り囲まれて育てば悪しき人生が創り出される。

墓石の汚れ

 墓石でも同じことが言える。一度染みこんだ鉄分は、高圧高温洗浄でもその汚れは落ちにくい。特に柔らかい石を墓石に使っていると、水が長年内部にしみこんでいるので、その汚れを落とすのは大変である。その水垢が落とすにはシュウ酸を入れた温水が必要となる。雨が降った後に水の染みこんだ墓石を見ていると、己の自我が確立していない状態で、洗脳教育を知らずに受けて地獄に堕ちる人たちの姿が墓石に重ねて見えてしまう

言葉の毒と佛様の言霊

 日々使っている言葉が人を傷つけ、自分自身を傷つける。自分が吐く言葉の影響を一番受けるのは自分である。言葉に含まれる何気ない小さな毒が、長年に亘って心に蓄積すると、毒薬をあおるような被害を受ける。母の励ましが子供を育て、子供の心を傷つける言葉が子供を殺す。言葉とは「こと魂」である。汚い言葉を吐く人、人を傷つける言葉を言う人とは、距離を置いたほうがよい。近づいてくる縁が全て善ではない。毒ある縁を避け、良き縁に接せるのが、佛の智慧であるし、佛縁を大事にする心である。

 

図1 雨の後で水を吸い込んだ墓石。

 石が柔らかいと水を吸う。寒冷地だと、吸い込んだ水分が凍結して、その繰り返しで墓石がボロボロになる。建立50年余にして傷みが目に付いてきたので、ご縁があった機に、吸水率の少ない石を選定して改建した。

 

2017-08-02

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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