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2017年8月15日 (火)

インプラント 31(謙虚)

3.31 謙虚であるか

研修終了証を誇示

 一流の人は、決して自分のことを誇示しない。一流かどうかは、世間が評価してくれる。しなくても、それとなく分かる。一流の人は謙虚である。それが本当のプロである。それ故、それを誇示する医院は、要注意であるとの信号となる。それが人を見る目、会社経営を見る目の眼の付け所である。この項目は、医院に限らず人や企業の選択の経営判断にしたい。名刺で、多くの名誉職の肩書きが列挙された人は、信用が置けないのが常識である。名刺とはその人物を表す看板である。名刺をみれば人物が分かる。私は名刺占いを趣味としている。

 私が通った歯科医院では、米国大学でのインプラント研修修了書や大学修了書(多分)等を、待合室の壁に8枚も掲示してあった。この行為は見せびらかしである。小さい字なので、遠くからは読めないので、掲示物の内容は推定である。読めない掲示物は無意味である。この種の研修は1日の研修もあれば、100時間に及ぶ研修もある。小さな文字の英文証明書では、少しはなれた場所に掲示されれば、内容は判別不能である。

 他の医院にもいろいろと通っていたが、こんなに多くの修了書を掲示してある医院は見たことがない。修了書はその研修を受講したとの証明であって、一定の技量を保証するが、一流を証明する証明書ではない。お金を出せば誰でも講習は受講できる。

 

他院の状況

 自分が通っている眼科医は他の眼科医が誉めるくらいの名医であるが、「眼科専門医」との名札が診察室の前に掲示されているだけだ。これは国の認定である。世界的名医である三好輝行先生の眼科にもこの種の表示はない。米国白内障学会コンペでの史上初の2度目のグランプリ受賞は掲示があった。これは名誉なことで広報すべきことだ。

 

2017-08-15

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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