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2017年7月29日 (土)

子供の未来を食う死鬼衆

 大垣市立図書館で若い子達と席を並べて学習していると、目に付くのがスマホのゲーム中毒である。このゲームの氾濫が若い子をダメにしている。私は彼らがゲーム中毒蟻地獄に足を取られる姿を見る度に、どうにかせねばと苛立っている。電車や公共の場で、多くの若い子がスマホをいじっているが、その多くはゲームである。それと同じ状況が図書館の学習室でも氾濫している。親は我が子が図書館に行っているので安心している。知らぬは親ばかり。

大垣市立図書館の惨状

 学習室でも勉強中にゲームを始めると、1~3時間くらいは連続してゲームに嵌っている。その間、無為な時間が過ぎている。無為ならまだしも、怠惰な心を植え付け、己を律する心が死鬼衆に喰われる。脳がゲーム脳に浸食される。学生時代の貴重な勉強時間が毎日数時間も侵されれば、確実に学力低下である。そんなレベルの学生を会社は採用しない。まともな就職が出来ず、アルバイトやフリータへの道へ転落である。

 ゲームは非生産的な娯楽である。思考の抵抗力のない若い人を、ゲーム機やゲームソフトでゲーム中毒にさせるのは、麻薬を売るに等しい。若い人の青春が潰れていく。「若い時の命」と言う大事な時間が大出血で失われていく。誰がその血を貪って利益を上げているのか。ゲーム機、ゲームソフトを売るメーカである。血税で運営している学校や図書館がゲームで蝕まれている。図書館の市の職員は誰も禁止をしない。公共の図書館学習室ではスマホのゲームは禁止すべきである。

 

ゲーム中毒での損害

 若い人たちが日本の未来を背負ってくれる。その若人を堕落させ、麻薬同然のゲームで金儲けするのは死の商人であり死鬼衆である。若人が世界の学生に負ければ、日本は沈没である。若いときの1時間の勉強価値は、年老いてからの1時間労働の5倍の価値(私の実感)がある。若いときに勉強しなければ、年収1000万円の課長職の給与を得られるはずが、フリータの給与で一生を過ごさねばならぬ。一生、年収は200万円である。仮に日本の1学年の全学童の10%が毎日1時間、ゲームに没頭するとだけで、1兆8250億円の日本の損失である。それが6年間も続けば10兆円を超える。それを誰が食べているのか。

  損失金額=1時間×365日×50千円×10%×100万人

      =1兆8250億円/年 (一学年で)

       (時間アワーレートを5倍の50千円で試算)

 ソニーが業績回復をゲームで稼ごうと狼煙を上げている。ゲーム業界はゲームソフト開発にしのぎを削る。そんな死鬼衆まがいのビジネスに血道を上げるソニーなんか潰れてしまえ。貧すれば鈍す。若人の生血を吸うビジネスに手を出すソニーに未来は無い。さようなら、僕達のソニー。

 

スマホのゲーム利用者は約6割・・・・うち半数が毎日ゲームを起動

MMD研究所は、「スマートフォンゲームに関する調査(利用実態編)」を実施した。

同調査によると、スマートフォン所有者のうち、ゲームを利用したことがある人は61.7%で、そのうちの51.6%がゲームを毎日起動することがわかった。

スマートフォンゲームの1日の平均起動時間は、77.1%が30分未満である一方、10.3%の人は1時間以上であった。

調査期間は、8月8日から8月11日。調査対象はスマートフォンを所有している15歳~う59歳の男女566人。(インターネットコム)(2013年8月21日 読売新聞)

 

2017-07-29

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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