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2024年6月20日 (木)

詐欺まがいのIT商売

 

 美味い話には裏がある。自分の心が欲にまみれていると、それが見えずだまされる。

 今夕も、電話会社の下請けの販売店のセールスマンが訪問してきた。

 「この地域の基幹通信設備が更新された。この地域はネット環境が遅れていて、今回各家庭までの電線設備が更新され、数百倍の速さになるので、皆さん宅に紹介に回っている。それに併せて御宅のモデムを無料で交換すれば、ネット通信が高速になります。メールアドレスも変わらず、電話料金もケーブルテレビ代金も安くなる」とのこと。そのためにモデムの交換(無料)が必要だ」との美味い話を持ってきた。

 話を聞いていて、本来ならNTTからそういう連絡があるはずなのにと、疑問が起きてきた。

 最後の最後に、そのセールスマンは、コミュファ光の下請け販売店の人間であったのが露見した。

 

 確かに工事代金は無料で、NTTの契約破棄の費用も負担してくれるが、その契約先を変えると、別途費用が発生する。最悪なことは、今まで構築したエディオンブログの運営体制が崩壊する。確かにメールアドレスは変わらないが、コミュファ光でこのブログ運営をゼロから新規に作り直さねばならぬ。

 相手はそんなことは一言も言わない。

 

 この手口なら、ITに詳しくなく、電気店にあまり行かない人は、簡単に騙されてしまう。

 私が断ると「そういう人は少ない」ともいう。「お客様には、こだわりがある方もみえて、変えない方もおられます。セールスマンはそれを「こだわり」といって胡麻化した。

 わざわざ電話の販売員が自宅に訪問してきて、電話契約を変える商売など、まともではない。ご用心である。

 

 そのセールスマンとの対応で20分ほど、私の人生時間が無為に盗まれた。私の残り少ない人生時間を、である。それは詐欺も同然である。

 時間は命なのだ。人生で詐欺師と付き合うほど、無駄なことはない

 

2024-06-20  久志能幾研究所通信 2867号  小田泰仙

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