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2024年2月 4日 (日)

「孟母参戦の教え」、逃げるが勝ち(2) 勧告

 

 韓国の価値観は、「他人との競争に負けるな」である。それは歴史の反動から来ている。韓国は、長年の儒教の教えと、カーストのような身分社会の弊害のDNA、戦後の過当競争社会で人間性が偏向してしまった。

 そんな国にいくら勧告をしても無駄である。

 

強固な身分制度

 朝鮮王朝時代の身分制度は、王様を頂点に、両班、中人、常人、賤民に分かれていて、白丁や奴婢は賤民の中に入る。 彼らは、長い間、人間以下の扱われ方をしてきた。これらの階層は世襲されたため、そこから抜け出すことは不可能に近かった。今の韓国の価値観を形成された根本原因は、貴族階級(両班)の堕落した生活、腐敗である。支配階級の堕落・腐敗が、長く人民の精神を興廃させた。

 その両班の末裔が、今は財閥として韓国に君臨している。だから現代でも大韓航空のピーナッツ姫横暴事件や、サムソンの横暴な犯罪行為が起きている。

 日本の場合、支配階級の武士は権力を持っていたが、贅沢はしなかった。武士は学問もあった。農民は武士の反感を持っても、畏敬の念を持ち、軽蔑はしなかった。また農民でも能力があれば世の出ることが出来た。二宮尊徳はその一人である。

 しかし、韓国ではカースト制と同じ鉄壁の身分制度であり、身分の差を超えることは不可能であった。両班は特権に溺れ、何もせず一日中タバコをふかして、無為にすごしていた。労働は奴隷の階級がする。

 韓国の奴隷あつかいの農民は支配階級の腐敗して搾取しかしない貴族を軽蔑していた。しかし奴隷同然の身分で、何ともならない現実が、韓国の「恨」の文化を生んだ。それが日本と韓国を隔てる大きな差である。

  その当時の李王朝の実態は、ヨーロッパの商人や日本人などが記録した文献で明らかにされている。

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「恨」の文化

 韓国の価値観を形成された要因の一つに歴史的な「恨」の文化ある。それは中国に近隣した地理的関係で、長年、辛酸をなめてきた歴史境遇が原因にある。支配階級の貴族(両班)も中国にはへつらうしかなく、そのはけ口を貴族は民衆を人間以下に扱うことで憂さを晴らした。その悪習癖が代々、子孫に受け継がれた。

 

 朝鮮民族にとっての「恨」は、単なる恨みや辛みだけでなく、無念さや悲哀や無常観、(虐げる側である優越者に対する)あこがれ[3]や妬み、悲惨な境遇からの解放願望など、様々な感情をあらわすものであり、この文化は「恨の文化」とも呼ばれる。

 

 韓国大統領を務めた金大中は、著書『金大中哲學與對話集——建設和平與民主』のなかで、以下のように述べている[5]。

 「韓国の文化は「恨」の文化です。私たちの民族は憂患と苦難の民族であり、cは挫折を味わった民族の希望、「恨」は挫折を味わった民族の夢を実現するための準備なのだと思います。確かに私たちは、歴史のなかで「恨」とともに生きてきたことは事実です。…しかし、常に自分自身を慰め、励まし、その結果、未来に向かって生きていくことができた。私たちの民族は、畑の雑草のように、踏みつけられ、そして蘇る。 …韓国人は2000年間、文化的アイデンティティを捨てなかった。…韓国人は、大きな苦難に耐え、あらゆる方法で忍耐してきた。」

(この項、wikipedaより)

 

洗脳教育

 韓国は1948年、日本の敗戦により、棚ぼたの餅式に連合軍の力で独立ができた。その背景があるから、その後の言動は自虐的である。それを隠すため、自国歴史の捏造をして学生たちに教えてきた。ある意味、洗脳教育である。

 その結果で生まれたのは、韓国が生産する品が、「恨」、「条約無視」、「反日運動」、「ゴールポストずらし」の常識では考えられない幼児性である。国家として、自立できず、何か気を引こうという幼児性が感じられる。子供が女の子に、好きだけど、それが素直に言えず、いじめをして気を引こうとするようなものだ。

 この反動として50年間、韓国政府は、歴史を捏造して反日洗脳教育を若者にしてきた。若い時から洗脳教育を受ければ、人間がおかしくなる。

 韓国は儒教の影響で、ものつくりをする人間を下に見る文化である。だから韓国では職人が育っていない。電灯がないから韓国建築技術もお粗末である。儒教では、何も生産しない、手を汚さない役人が一番偉いという価値観である。

約束反故

 韓国は日本との慰安婦問題で何回もゴールをずらしている。要は、韓国には約束を守る意思はない。慰安婦は単なる売春婦である。それも韓国人のブローカーが韓国の貧しい家庭を騙して日本に斡旋しただけである。日本は正規の金を払っている。当時は歴史的社会的に売春が正当な商売と認められていたので、それを今更言っても仕方がない。

 ウィーン条約で、大使館前に日本政府を侮辱する慰安婦像などを建てることは禁止されている。韓国人には、国際条約など知ったことではない。

 反日運動で、日本の国旗を燃やし、安倍首相の写真を燃やすのは、宣戦布告に値する。

 そんな国と付き合う必要はないが、世界の常識である。

泥棒

 韓国は、戦後の混乱時、自衛隊が結成される前、当時の李承晩大統領は、どさくさまぎれて竹島を盗んでおいて、居直っている。泥棒の居直りである。李承晩は元両班の貴族の出で、戦争中はアメリカでくらしていた。戦前に日本が韓国を併合して、身分制度を撤廃した。そのため李承晩は、自分達の特権を奪われたことを、恨み骨髄に及ぶほど日本を憎んでた。日本の敗戦後、韓国は棚ぼた式で独立を果たし、それに便乗して李承晩は竹島を占領した。

 しかし国土を盗むのは、戦争行為である。こんな特権階級に憧れるレベルの人間が、韓国の指導者であったので、その後の韓国の歴史は決まった。日本政府の弱腰が情けない。

 先日、韓国がホワイト国に復帰したが、禁止輸出電子部品を中国に横流ししていたことが露見した。長年培われた悪癖は治らない。韓国は、ビジネスで信用が出来ないため、断交しても日本は困らない。困るのは裏で利権を貪っているゴキブリどもだけである。

  また日本が30年かけて開発したマスカットやイチゴが、韓国人に盗まれて、韓国内で栽培繁殖されて販売されている。その損害額100億円。彼らには窃盗したという罪悪感はない。彼らには道徳心がない。

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歴史のIF

 過去の韓国併合がこれらの軋轢の元凶のようだが、それが韓国の本質である。そうしなければ、韓国はソ連の領土になっており、中国(当時の清)が日清戦争で負けなければ、韓国は中国の一部に編入されただろう。現在の日本の置かれた状況が更に悪化していたかもしれない。日本が統治した結果で、今の韓国があると考えた方がよい。

 

 現在の日本の状況は、ごろつき国家が日本を取り囲んでいる状況には変わらない。それもそろって核を持っている。それを踏まえ、自国の守りを固めるしか手がない。ヤクザに囲まれたら、自衛するしかない。ヤクザも相手がプロレスラーには手出しをしない。それと同じで、しっかりと国防を固めねば、侵略される。

 そんなおり、今の韓国では、日本の防衛の足手まといになる。

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「孟母三遷の教え」

 過去をいくらIFで考えても意味がない。現状を認識して、今できる最大限のことをするのが人生で最良の道である。自分の過去も黒歴史で一杯だが、それを踏まえた行動が、今の成長の糧となっている。そう考えればよい。そのための人の観相学がある、国の性格をみる観国相学があり、付き合う相手如何で、国の命運にかかわる。だから相手国の国相の観察は重要だ。その中から我々は付き合うべき国を選択することが智慧である。大人の対応が必要だ。だから「孟母三遷の教え」である。交遊関係構築の基本に戻ろう。

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信用

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。

 無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,    damn hard to put back together again to its original form.

   “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

 ビジネスでの花瓶とは信用である。何度でも書くが、信用できない国や人とは付き合ってならない。韓国の約束反故は数知れず。信用できない人、国とは距離を置く、それが賢人の対応である。

 またそんな人や国を誠意で接すれば変えられると思うのは傲慢である。人や国の性格は変えられない。それには歴史の壁がある。どんなに頑張っても歴史は変えられない。だから、それを見極めて、危ない人や国から、そーと去ることだ。脱兎の如く逃げることだ。自分たちが変わることだ。我々は変わらねばならぬ。日本にはそれより大きな脅威が迫っている。

 

 

2024-02-04  久志能幾研究所通信 2818号  小田泰仙

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