南海トラフ巨大地震、亡国ゴキブリ議員の跋扈
先日、Saganで入手した中島法晃さんの「龍」の画を壁に飾っていたら、その壁の下にゴキブリの死骸が転がっていたのが発見した。それを山路先生が見て、「このままでは、日本画の龍がゴキブリに喰われてしまう」と警告された。要は絵が虫食い状態になる恐れである。ゴキブリは日本画の素材が好物とのこと。それで、保護のため龍の絵をガラスケースに入れることになった。
出来上がったケースは、まるで「箱入り龍」(箱入り娘?)で少し窮屈のようになってしまったが、致し方ない。今後、展示方法はケースを含め、考え直したい。ゴキブリに大事な絵を喰われるよりは、対策が先である。
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画竜点睛を欠く
それで、画龍油虫、画竜点睛を欠く、日本政府の巨大地震対策の不備に考えが及んだ。要は日本は、経済発展ばかりに力を入れて、守りの防災を疎かにしてきた。今のゴキブリ国会議員は利権と裏金が大好きで、それを貪るのに夢中になって、防災を放置した。能登半島地震の惨状が、それを示している。
「箱入り龍」になる前の「自由奔放な龍」
箱入り龍?に変身 大事な箱入り娘です。
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砂上の楼閣
日本経済は落ちぶれたと言われるが、中国のGDP統計水増し発表のウソもあり、ドイツ経済もまやかしがあり、日本はいまだ世界第二位の経済大国である。
しかしそれは砂上の楼閣である。100年毎に一度起きている南海トラフ巨大地震が迫っており、それが起これば、砂上の楼閣はひとたまりもない。その被害規模は、東日本大震災の10倍と予想される。
南海トラフ巨大地震で220兆円の損害、死者は32万人が出ることが予想される。そのために100兆円規模の防災対策が必要だ。それでその4割は減災できる。やるかやらないか、だけの問題である。
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防災予算の減額
ところが、日本の防災予算は平成26年(2014)をピークに減少を辿り、8年後の令和4年には平成26年の半分になり、昭和53年(1978)と同じレベルである。つまり45年前の水準まで下落している。
南海トラフ巨大地震が迫っているのに、日本政府の予算組みは狂気の沙汰である。極楽とんぼの極み、ゴキブリ跋扈の有様である。要は、役人や政治家のゴキブリが防災予算をかじってしまったのだ。役人や政治家のゴキブリは、龍の画をかじるゴキブリのように、大事な防災予算を喰っているのだ。
令和4年版 防災白書|附属資料33 年度別防災関係予算額 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)
今度は戦争だ
過去の太平洋戦争で320万人の日本人が亡くなった。その人災を思えば、南海トラフ巨大地震の準備にカネをかけて準備はできる。
太平洋戦争(日中戦争を含む)の名目上の戦費総額は約7600億円。 日中戦争開戦時のGDPは228億円で、戦費総額のGDP比率を計算すると、33倍になる。国家予算に対する比率では280倍となる。
南海トラフ巨大地震の来襲は、日本有史以来の大戦争である。今までは、こんなにも各地に都市が発達していなかった。だから過去の巨大地震での被害規模は日本経済規模に比べれば小さかった。今はその砂上の楼閣といえる都市の規模が多数で、巨大になっている。その対策に、国家予算と同額の100兆円レベルの投資が必要だ。10年計画で、毎年10兆円を投入するだけだ。
誤ったコロナ対策で300兆円を無駄遣いした岸田政権である。その気になれば100兆円の捻出は、容易である。早く岸田政権の終わりを望むだけである。有言実行の指導者を期待したい。
それを阻害するのは、パーティー券での裏金で蠢く利権優先の国賊議員たちである。無為無策の岸田政権である。ゴキブリやがん細胞のような議員を排除しないと、日本の未来は暗い。国民がしっかりと目を開いて国賊議員を選挙で排除することだ。
私は、日本国を看取りたくはない。
2024-01-30 久志能幾研究所通信 2813号 小田泰仙
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