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2023年2月15日 (水)

豊田章一郎 座有銘 天地人知仁勇、決断の成果

 

 豊田章一郎氏が2月14日に亡くなられた。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

久志能幾研究所通信: 豊田章一郎の座有銘 天地人知仁勇

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2022/09/post-fff9.html

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 私は、豊田章一郎氏の座有銘「天地人知仁勇」を知り感銘を受けた。

  喜一郎はよく「天地人知仁」といっていた。企業にとって大切な要素がそれらだということです。タイミングがよくないといけない、場所もよくないといけない、それから人の和ですね。知は「知恵」、仁は「思いやり」。私流の解釈ですが、私はそれに「勇気」の勇をつけて「天地人知仁勇」を座右の銘にしております。(豊田章一郎)

 私は、トヨタの中興の祖・三代目社長石田退三が大事にしていた児玉源一郎のことばも大事にしている。

 「何でもわるいことに使う金でなければ、あとからそいつは何とでもなる。金のことをトヤカク考えていて、やらねばならぬことの時期を失するなぞ、おおよそ馬鹿げている」  石田退三著『トヨタ語録』P174 WAC

 この考えが、現地現物やジャストインタイムのトヨタ生産システムを生み、トヨタの世界展開を推進し、業務改革を推進し、世界一の自動車メーカに成長する礎となった。

 また、この考え方は、古希を迎えた私が、新しい家を買う決断を後押しすることになった。豊田章一郎氏の「天地人知仁勇」と児玉一造氏の「悪いことに使うのでなければ、カネは何とかなる」の教えを守ってきた因果である。トヨタ教の教義である。

 児玉一造は、明治から大正期の実業家で、東洋綿花株式会社(トーメンを経て豊田通商と合併)を創設した。児玉一造は、豊田利三郎トヨタ自動車工業初代社長の実兄である。石田退三氏の上司でもあった。

 

その決断の2年後

 私がその家を購入後、2023年で2年が経過した。その結果として当時、無謀な決断のように言われたが、現在、その決断をして良かったと回想している。

 この家は、現在、自分の仕事部屋、仕事の来客用の応接間、ピアノ室、写経室としても活用している。

 また自宅で溢れる本を収納するの書庫としても活用している。今回、本箱を12台も新設した。80 ×25 ×180㎝の本箱を12台である。

 現在、その家の倉庫は、町内の会議室として活用している。また町内の防災準備として水、食料品、防災トイレの仮保管庫としても提供しており、町内から感謝されている。

 また馬場恵峰先生の書の展示室としても活用している。山路徹先生作のテーブル等の作品も多数、設置出来ている。町内の会議室用として、山路先生にトチ材のテーブルを特注で作ってもらった。残りの4つのテーブルは、山路先生から無償提供を受けた。有難いことだ。きっと仏様からのご配慮だろう。だから今「悪いことに使うのでなければ、云々」の言葉を噛みしめている。

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 仕事部屋 兼 応接室  3つの机は山路徹先生作

 右手の机は、立って仕事をするための特注机。だから椅子はない。

 左手にあるドラフターの設置は長年の夢だった。

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 馬場恵峰先生書を展示する座敷

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  座敷  机と椅子は山路徹先生作

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 写経室 机は山路徹先生作

 

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 ピアノ室のヤマハNS1000M  スピーカー台は山路徹先生作

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 ピアノ室

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 集会場 兼 仮防災倉庫 100インチの電動スクリーンを設置

 5つの机は山路徹先生作、 奥は防災トイレと水、食料品の置場

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  山路先生作のトチのテーブル

  椅子は飛騨木工産で、山路先生から格安で譲ってもらった。


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  防災トイレと水、食料品のストック

  現在、町内の住民の1日分の防災トイレと水、食料品を備蓄中。

  順次3日間分に増やす予定。

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2023-02-15  久志能幾研究所通信 2616  小田泰仙

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