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2023年1月24日 (火)

蟹一杯で36,000円 口は一つ、耳二つ 😿で諦め

 

 2023年1月22日、福井市西武百貨店で開催されている松本明慶仏像彫刻展に出かけた。帰りに蟹を食べようと思ったが、あまりの値段の高さに恐れをなし、蟹を食べずに、駅弁で済ませて帰ってきた。

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皇室献上

 5年程前、福井市で蟹を食べたが、その時は2万円ほどであった。確かに美味かったが、今、冷静に考えると一回の食事代で2万円は考えてしまう。それから私も大病をした。またウクライナ戦争も発生した。それで今は蟹の値段も爆上げとなっていた。福井駅の蟹販売店では、一杯3万6千円で売られていた。その上段に置かれた極上品の蟹には、「皇室献上」と書かれ、5万6千円の値札が付いていた。

 

 商売として、「皇室献上」と書かれた看板をそれみよがしに掲げるのは、何か下品と感じた。特に最近は、穢れた話題ばかりが流れる皇室関係である。お店も常識ある商売をして欲しいと思った。それを見て、その店でおみやげ品まで買う気が無くなった。仏様が耳元で「止めとけ、やめとけ」と囁いたようだ。食品関係の商売は、味だけでなく、感性や佛性が大いに影響する。なにせ他の命を頂いているのだ。

 

喰いの悟り

 蟹に一杯3万6千円の金を出すなら、地元大垣で5千円のメシを7回食べた方が良いと判断して、蟹は諦め、昼食は駅弁で済ませた。その駅弁は釜めしであったが、容器がプラスチックであった。駅弁の冷めた釜めしを食べるくらいなら、温かい蕎麦の方がよかったと後悔した。

 どんな極楽品でも一度試すと、ああこんなもんか、と悟りが得られる。その同じ極楽を何度も試すのは愚か者である。人間の感覚はすぐ麻痺をするものだ。

 

さるおん方のゲテモノ食い

 さる高貴なA御方は、税金を使っての飽食に飽きて、国際条約で保護された動物カピバラをゲテモノ食いされていた。ゲテモノ食いをすると、誇りも羞恥心も遵法精神も消えるようだ。それが世間に明るみになり、国民の批判の嵐に晒されている。人が驕りで贅沢三昧をした場合の末路である。反面教師として国民の模範になるはお笑いである。KK問題は起こるべくして起きたようだ。それを因果応報という。

 

智慧と賢さ

 人は食べて1合、飲んで一升、寝て1畳、立って半畳である。それ以上を望むと、地獄の落し穴が待っている。お天道様の下で、人間として健康に、謙虚に暮らすのが最高の生き方である。

 私は今までは美味いものを大食いしていた。その結果、私は大病を患い死線をさまよった。私は何度も愚かな試行錯誤を経て、やっと悟りに境地に達した。やはり人間は痛い目を経験しないと知恵がつかない。

 

誘惑の多い娑婆で生きていくために必要なのは、知識と賢さである。

知識泥棒では人は大成しない。実体験で得た智慧しか役に立たない。

口から多すぎる食料を入れるから、病気になる。

 だから仏様が口は一つで十分と制限した。

頭に入れる栄養が、長生きをさせてくれる。

 だから仏様が両耳で法話をしっかりと聞けと二つにされた。

 

大事を恐れることなかれ、小事を侮るなかれ。

 大事とは大病である。小事とは日々の食事である。

 大事とは使命である。小事とは日々の生活姿勢である。

 

 

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 松本明慶大仏師作 文殊菩薩

  衆知を集め、文殊の知恵を出せと教える佛様。

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 松本明慶大仏師作 普賢菩薩

  多くの選択肢から正しく選択し、賢く決断せよと教える佛様。

 

 

2023-01-23  久志能幾研究所通信 2595  小田泰仙

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