石田大垣市長、行政中間決算、発泡媚人の欠断と警鐘
石田仁市長は2021年4月22日、市役所に初登庁した。それからこの11月で、1年半余が過ぎた。最初の1年で、瀕死の状態の大垣市を変える決断をして、改革案を果敢に実行して、結果を出さなければならぬ。そうでなければ、後の3年で成果が出るわけがない。もう四半期どころか、1/3以上が過ぎたのだ。
八方美人(発泡媚人)の石田市長は敵を作りたくないようで、「大垣市長と語る会」でも当たり障りのない回答しかしない。要は何もしないつもりなのだ。石田市長は決断力がない。欠断である。石田市長は前市長の無為無策を継承している。それでは大垣はじり貧である。それは大垣市崩壊の警鐘である。
我々マネージャーが肝に銘じなければならないことは、与えられた職務の任期で、最初の四半期に成果を上げなければ、期末に結果など、まず出せないという経験則だ。その職務に取り組む前に、その職務である大垣市政の問題点は明らかになっているはずだ。それを認識して石田仁氏は市長選に立候補したはずだから。
企業経営でも最初の四半期に成果が出なければ、最終決算は赤字であることが確率的に高い。
最初の膏薬(公約)で、小川敏前市長の政策を継承すると公言した。その時点で「終わり」との警鐘である。それは前市長の無為無策の警鐘で、大垣没落の後押しなのだ。小川敏は大垣を殺した主犯である。
今大垣に必要なことは破壊と改革、実行である。最近、「大垣市長と語る会」に出席した人の話によると、石田市長は、のらりくらりというだけで、実行するとは言わない。商店街店主のオベッカイ発言に気をよくしているだけだったようだ。
石田仁市政がやったこと
石田仁市長は、泡のような政策ばかりほざいて、実効ある政策は、ごみ有料化だけである。この1年の実績は、
郭町再開発中止
大垣城ホールの改築中止
ゴミ袋有料化を強行
市長との懇談を実施、空手形ばかり
寄付金を貰って、嬉しそうに御用新聞にツーショットばかり
小学生の表敬訪問の記事を御用新聞に載せさせて市長はご満悦
そんな表敬訪問で、どれだけ大垣市が良くなるのか自問して欲しい。
新市役所内の無駄な空砲を打つ(鬱)ばかり
効果なき金食い虫のIT機器の放置
無駄な駐車場警備員の配置を放置
1年後の結果
その結果、大垣市の公示地価が前市長時代と同じく下落の一途である。公示地価は市場が大垣市の行政を評価した通信簿である。「市場の評価は、神の如くの評価をする」(松下幸之助翁翁談)
その街が住みやすければ、人は移住してくる。しかし大垣市は、人口減少の一途である。大垣行政が、住みやすい都市にするための政策を放棄しているからだ。2023年1月からのゴミ袋有料化政策の強行が、石田市政の全てを象徴している。
公示地価暴落
小川敏が2001年、市長に就任して、その20年後、大垣市は完全没落し、地価は半値以下に暴落し、駅前商店街はその8割が店を畳み、駅前は幽霊通りになる惨状になった。
当時の小川敏市長は、創業100年を誇ったヤナゲンを廃業に追い込んだ。大垣市長はヤナゲンからの駅前再開発のプランの提案を蹴った。それで、駅前通りの人通りが絶えた。刈谷市と正反対の政策である。
大垣市の公示地価推移(2001年以降)
2001年の地価を100として2018年の地価は
(公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任
大垣市 49.5
岐阜市 64.4
一宮市 75.0
名古屋市 145.1
大府市 90.2
刈谷市 107.2
安城市 99.0
岡崎市 94.3
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大垣市の地価 下落が止まらない
大垣市地価平均 前年比変動率
2001年[平成13年] 12万4222円/m2 -7.98% 下落 小川敏市長就任
2002年[平成14年] 10万8425円/m2 -10.10% 下落
2003年[平成15年] 9万6470円/m2 -9.65% 下落
2004年[平成16年] 8万3482円/m2 -8.56% 下落
2005年[平成17年] 7万3836円/m2 -7.04% 下落 小川敏市政2期目
2006年[平成18年] 7万2277円/m2 -4.20% 下落
2007年[平成19年] 6万8535円/m2 -1.85% 下落
2008年[平成20年] 6万9942円/m2 -0.16% 下落
2009年[平成21年] 7万1687円/m2 -1.40% 下落 小川敏市政3期目
2010年[平成22年] 6万7237円/m2 -2.82% 下落
2011年[平成23年] 6万5702円/m2 -2.36% 下落
2012年[平成24年] 6万3941円/m2 -2.41% 下落
2013年[平成25年] 6万3216円/m2 -2.13% 下落 小川敏市政4期目
2014年[平成26年] 6万1898円/m2 -1.31% 下落
2015年[平成27年] 6万1495円/m2 -0.78% 下落
2016年[平成28年] 6万0585円/m2 -0.57% 下落
2017年[平成29年] 6万0692円/m2 -0.50% 下落 小川敏市政5期目
2018年[平成30年] 6万1540円/m2 -0.39% 下落
2019年[令和元年] 6万2036円/m2 -0.47% 下落
2020年[令和2年] 6万1718円/m2 -0.55% 下落
2021年[令和3年] 6万0993円/m2 -1.24% 下落 石田仁市政1期目
2022年[令和4年] 6万0683円/m2 -0.81% 下落
大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより
※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)
https://tochidai.info/gifu/ogaki/
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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない
大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。
2006年 166,925 人 この年に上石津町を併合
2007年 166,960
2008年 165,420 減少
2009年 164,680 減少 小川敏市政3期目
2010年 164,649 減少
2011年 164,306 減少
2012年 163,134 減少
2013年 162,859 減少 小川敏市政4期目
2014年 162,702 減少
2015年 162,157 減少
2016年 161,992 減少
2017年 161,628 減少 小川敏市政5期目
2018年 161,308 減少
2019年 161,123 減少
2020年 160,485 減少
2021年 159,359 減少 石田仁市政1期目
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2022-11-21 久志能幾研究所通信 2548 小田泰仙
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